11月24日が『和食の日』という事もあり和食では様々な食材で取った出汁が欠かせません。そんな出汁と相性ピッタリなのが豆腐です。みそ汁の具としてだけではなく冷奴や田楽、白和えなど調理次第で様々な楽しみ方が出来ます。そこで今回は、電子レンジで簡単にできる豆腐作りに挑戦しました。
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材料はこちら
材料の豆乳は無調整豆乳を使い大豆固形分は8%以上で理想は10%以上のものを使うと固まりやすくなります。今回使う豆乳は固形分9%のものです。そして豆乳を固めるために使うのがにがり。にがりとは海水を煮詰め塩を取りだした後に残った液体のことをいいます。

名前のとおり味はとても苦く、それはマグネシウムを多く含んでいるため。このマグネシウムが豆乳のたんぱく質と反応し凝固することで豆腐ができるのです。
使用するにがりのマグネシウム量によって100㎎当たり1%のものや5%のものと豆乳に加えるにがりの量が変わってくるので、作る前に栄養成分表をチェックしてみてください。今回使用したにがりは豆乳100㎎当たり5%のものになります。またにがりは余りがちですが、調味料としてカレーやみそ汁、煮物に入れると灰汁が抜けやすくなり、お肉は柔らかくなる効果が!またコクも生まれ煮崩れ防止にも。その他には、ご飯を炊くときに一緒に入れるとご飯がベタつかずふっくらツヤツヤに炊けます。いつもの料理をより美味しくすることができますので余った際は取り入れてみてください。

豆腐作りスタート
それでは豆腐を作っていくのですが、ポイントを押さえれば混ぜて電子レンジに入れるだけと調理工程は本当に簡単!まずは豆乳とにがりを混ぜ合わせる時に泡立てない事です。泡立てると食感が悪くなりざらざらとした舌触りになってしまいます。混ざったら電子レンジに入れて温めていきます。一度で固めようとせず、何度が様子をみつつ温めていきましょう。実際に様子を見るこの作業が一番固まるか不安になりドキドキしましたが、何度か温めていくと次第に固まり、見た目はまるで茶碗蒸しのようなつるんとした豆腐になりました。

完成!うまく出来たのか
せっかくなので器に出して鰹節と小葱をトッピング。さて気になるお味は…。まろやかでほのかな甘み、食感はふわふわして口の中でとろけます。出来立てはあたたかいので寒くなってきたこの時期にぴったり!電子レンジで簡単に出来るのでぜひ皆様も豆腐を作って見てください。
