春は気温や生活リズムが変わり、体も心も新しいリズムに整える季節。そんな時期にぴったりなのが、オリーブオイルを取り入れた健康習慣です。毎日の食卓にちょっと加えるだけで、体の調子を整え、春のスタートを元気に迎えることができます。
3月15日はオリーブの日

この日は1950年(昭和25年)3月15日、昭和天皇が香川県小豆島を訪れ、オリーブの種を手まきされたことに由来しています。この出来事は、日本におけるオリーブ栽培の発展にとって大きな節目となり、その後1972年(昭和47年)に地元の「オリーブを守る会」によって、オリーブの魅力をより多くの人に知ってもらう日として「オリーブの日」が制定されました。
体に優しいオリーブの恵みを知る

オリーブはもともと地中海地方を中心に栽培されてきた植物ですが、日本でも100年以上前から栽培が始まりました。
日本で最初にオリーブの栽培が行われたのは、明治41年のこと。当時の農商務省が香川県・小豆島を含む三県でオリーブの試験栽培を行い、小豆島だけが順調に育ちました。この試みが成功したことで、小豆島は“日本におけるオリーブ栽培発祥の地“として知られるようになりました。
栽培が定着していく中で、やがて収穫量を増やし、搾油や加工が進むようになりました。大正時代の初めには、実を搾って使えるまで成長し、日本独自のオリーブ文化が少しずつ形になっていきました。こうして日本にも根づいたオリーブの実には、良質な脂質をはじめ、ポリフェノールなどの植物由来成分が含まれており、古くから人々の食生活を支えてきました。
ただし、オリーブの実は収穫したままでは強い苦味があり、そのまま生で食べることはできません。この苦味はオレウロペインという成分によるもので、食用にするには塩漬けや水さらしなどの加工が必要です。
そして、このオリーブの恵みをより手軽に取り入れられるのがオリーブオイルです。果実に含まれる良質な脂質や風味を生かした自然のオイルは、料理の味を引き立てるだけでなく、毎日の健康や美容にも寄り添ってくれます。
知っておきたい油の働き
オリーブオイルの魅力を知るうえで、ほかの油との違いや、それぞれの特徴を知ることも大切なポイント。油は料理の味を引き立てるだけでなく、体の健康にも深く関わる存在です。
オリーブオイル

主成分はオレイン酸で、悪玉コレステロールを増やしにくいとされる油です。抗酸化成分のポリフェノールを含み、美容を意識する方にもおすすめ。比較的酸化しにくくサラダなどの生食から炒め物まで幅広く使えるのも特長です。
えごま油

α-リノレン酸(オメガ3脂肪酸)を豊富に含み、体内では作れない必須脂肪酸を補える油です。熱に弱く、加熱すると栄養が損なわれやすいため、生のまま使うのが基本。少量を毎日取り入れることで、健康維持をサポートします。
ごま油

抗酸化成分「セサミン」を含み、香りとコクを料理にプラスできる油です。加熱に強く、炒め物や仕上げに使いやすいのが魅力。健面だけでなく、料理のおいしさを引き立てる役割もあり、色が濃いほど香ばしさが強いです。
ココナッツオイル

中鎖脂肪酸を多く含み、エネルギーになりやすい油として知られています。香りが強いため、料理やお菓子作りなど用途を選んで使うのがポイント。飽和脂肪酸が多いため、量は控えめがおすすめです。
オリーブオイルふたつの違い
よく耳にする「エキストラバージンオリーブオイル」はオリーブオイルとどう違うのでしょうか?
🍃オリーブオイル
精製やブレンドを経てクセが少なく、加熱調理に向いたオイル
🍃エキストラバージンオリーブオイル
オリーブの実をしぼったままの高品質オイルで、香りや栄養をそのまま楽しめる。
オリーブは南国でしか育たない?

オリーブは南国でしか育たない果実と思われがちですが、実はそうではありません。日当たりがよく、雨が少なめで、冬の寒さが厳しすぎない温暖な気候を好む植物です。そのため、地中海沿岸だけでなく日本でも栽培され、中でも香川県・小豆島は瀬戸内海の穏やかな気候に恵まれた国内有数のオリーブ産地として知られています。
美容もサポート
オリーブオイルは、健康にはもちろん美容にも嬉しい効果があることで知られています。オリーブオイル配合の化粧品や美容液は肌や髪の毛の保湿にも大活躍!さらにオリーブオイルは料理の美味しさも引き立ててくれます。意外かもしれませんが、和食やデザートにこそオリーブオイルを取り入れてほしいのです!

オレイン酸
肌になじみやすい脂肪酸で、うるおいを守り、乾燥を防ぐ働きが期待されています。
ポリフェノール
植物由来の抗酸化成分で、外的刺激から肌を守り、健やかな状態を保つのに役立ちます。
ビタミンE
年齢に応じた美容を支える栄養素で、いきいきとした肌づくりをサポートします。
和食にこそおすすめ!

卵かけごはんにかけるとコクがアッブ!

納豆や冷奴のシンプルな味わいが引き立ちます。

お刺身にわさびと合わせるといつもと違った風味に。

バニラアイスなどにかけると高級感のあるデザートに。






