【夏の自由研究】猛暑に負けないオリジナル麦茶づくり

夏場の飲み物といえば麦茶を思い浮かべる方も多いでしょう。麦茶は、夏に不足しがちなミネラルをたっぷり含んでいます。しかし厳しい夏の暑さを乗り越えるために、もっと元気を支えてくれるような麦茶があったら飲んでみたくありませんか。そこで今回は、ひと工夫して栄養価をパワーアップさせた麦茶を作ります。

とうもろこし麦茶

まず注目した食材はとうもろこし。とうもろこしのひげは、漢方ではむくみや利尿に良いとされています。それだけじゃありません。葉や芯の部分にもビタミンなどの栄養を豊富に含んでいます。そこで丸ごと煮て、煮汁で麦茶を作ってみましょう。
まず、深い鍋に皮とひげがついたままのとうもろこしと水を入れて30分煮ます。茹で上がったとうもろこしを取り出し、そこに麦茶の茶葉を入れて煮出し、濾せば完成です。煮汁はクセがないので飲み心地はほぼ麦茶のままですが栄養価はグッと高まっています。さらに茹でたとうもろこしも食べれば食物繊維、鉄分、亜鉛などの元気成分も摂ることができて一石二鳥です。

あずき麦茶

続いてはあずきの煮汁で麦茶を作ってみましょう。あずきの煮汁に含まれるポリフェノールは、糖質の分解を抑えて血糖値の上昇を緩やかにしたり、抗酸化作用が血液中のコレステロールや脂質の酸化を防ぐ効果も期待できます。夏の時期に不足しがちなミネラルも含むので、麦茶と合わせることでミネラル満点のお茶に。
まずはあずきをたっぷりの水で優しく洗います。次に鍋にあずきと水を入れて火にかけ、沸騰したら弱火で25分。さらに茶葉を加えて5分煮出します。できた汁を濾せばあずき麦茶の完成です。あずきの風味は主張が強くないので、麦茶の味が生かされさっぱりと飲みやすいお茶になりました。煮出した後のあずきにも栄養素が詰まっているので捨てずに活用しましょう。

セロリ麦茶

最後はセロリを使って麦茶を作ります。セロリは薬膳にも使われ、体にこもった余分な熱を外に出して緩やかに体を冷やす働きを持っています。暑い夏にはピッタリの食材ですね。
まずセロリと水をミキサーにかけます。この濾した汁と麦茶を鍋に入れ、5分煮出せば完成。香りや味はセロリのクセが強いですが爽やかな味わいです。セロリには疲労回復に役立つビタミンB1、アンチエイジングに効果的なビタミンCやE、他にも食物繊維などの栄養が豊富です。麦茶の栄養と合わさることでパワフルな健康茶になりました。

わかったこと・感想

3種類の麦茶を作ってみて、それぞれ個性が違う味わいを楽しむことができました。麦茶はあっさりしていて、様々な食材と合わせやすい飲み物です。他にも果物や野菜などと組み合わせればオリジナルの健康茶を作ることができると思います。
暑い日々に頑張る体をサポートするために、ぜひ皆様も栄養たっぷりの麦茶を作ってみてはいかがでしょうか。