独特な苦みと香りを楽しむことができる「山菜」。健康や美容にも良いことで知られ、一年の中でも限られた時季にだけ出会える大地の恵みです。今回は、そんな山菜の美味しい食べ方をご紹介します!
わらびの卵とじ


アク抜きの仕方
- わらびを洗い、根元の固い部分を切ってからバットの中に入れ灰をのせて熱湯をたっぷりかける。
- 蓋かラップをかけて一晩経過したら、わらびを取り出してしっかり洗う。
- 鍋に湯を沸かし、わらびを入れて20〜30秒茹で、半日程度水にさらす。
作り方
- アク抜きをしたわらびを3cm程度の長さに切る。
- 卵を溶きほぐす。
- にんじんをいちょう切りに、油揚げは熱湯をかけて油抜きをして短冊に切る。
- 鍋にだし汁と●を入れてにんじんと油揚げを加えて煮る。
火が通ったら①を入れてサッと煮て、②を回し入れて卵に火が通ったら出来上がり!
ポイント
わらびはビタミンEが比較的多く含まれています。ビタミンEには、活性酸素を抑え体内の不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ働きがあると言われています。わらびには強い毒性の成分も含まれており危険なのでしっかりとアク抜きをしましょう。
山うどの酢味噌和え


作り方
- 山うどは穂先と根元を切り落として皮をむく。
- 3cmの長さに切り、縦に薄くスライスして10分間酢水にさらす。(アク抜きをする)
- 鍋にお湯を沸かし②を約1分間下茹でして冷水にさらす。
- ●で和えて出来上がり!
ポイント
独特な香り、ほのかな苦味とシャキッとした歯ざわりが特徴の山菜です。全体が白い「軟白うど」に対し、緑色をしたものを「山うど」と呼びます。うどに多く含まれるカリウムは、体内の余分な水分を排出し血圧の上昇を抑えてくれる働きがあるとされています。
うるいの酢味噌和え


作り方
- うるいの根元を取って3cmの長さに切り、熱湯で茹でて水にさらす。
- ①の水気を絞り●で和える。
- お皿に盛って出来上がり!
ポイント
うるいは春に出回るユリ科の山菜です。アクやえぐみが少なく、シャキッとした食感でほんのり苦みを楽しめるのが特徴です。山菜の中ではビタミンCが最も豊富で、皮膚や粘膜の健康を保つ働きがあります。