夏本番を乗り切ったはずなのに、なんだか体がだるい、やる気が出ない…そんな不調を感じていませんか?それは「秋バテ」かもしれません。季節の変わり目に体調を崩さないためには、ちょっとした生活の見直しがカギ。
この秋は、夏の疲れをやさしくリセットして、元気な毎日を取り戻しましょう。
飲み物編

✖毎日冷たい飲み物ばかり飲んでた
夏の間、冷たいお茶やジュース、氷水などを習慣的に飲んでいた人は、胃腸が冷えて弱っているかもしれません。冷えた内臓は血流が悪くなり、食欲不振や疲れやすさの原因に。
◎ホットドリンクで体の中からあたためる
冷たい飲み物で冷えた体には、あたたかい飲み物が効果的。温かいお茶や白湯、しょうが湯や甘酒などをゆっくり飲むことで、内側からじんわりと体がほぐれていきます。血行がよくなり疲れも和らぎます。
気温編

✖冷房の効いた部屋でずっと過ごしていた
夏の間は、冷房が効いた部屋が一番の避暑地。でも、ずっとこもっていた体は、気温の変化に弱くなりがちです。秋に入って「なんだかだるい」「朝起きにくい」と感じたら、自律神経が疲れているサインかも。
◎外の空気に触れて体をゆっくり慣らす
冷房の効いた部屋に長くいると、体が外の気温になかなか対応できなくなります。朝晩の涼しい時間に窓を開けて風を感じたり、ベランダや近所を軽く歩いたりしてみましょう。体のリズムが整い心も元気に。
入浴編

✖暑くてシャワーだけの入浴で済ませていた
暑いとシャワーだけでサッと済ませがち。しかし、それが続くと、体の深部まで温まらず、血の巡りが悪くなってしまいます。最近冷えを感じやすくなったり、疲れが抜けにくいと感じる方は要注意。
◎ぬるめのお湯に毎日浸かる習慣を
ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで体の深部まで温まり、疲れがとれやすくなるので、だるさや冷えの予防にもぴったり。毎日少しの時間でもいいので、リラックスタイムとしてお湯に浸かる習慣をつけましょう。
食事編

✖そうめん・アイス中心の食生活だった
食欲がなくて、つい冷たいそうめんやアイスばかりに…。それだけではエネルギーも栄養も足りず、夏の終わりにぐったりしてしまうこともあります。疲労回復にはバランスの良い食生活が欠かせません。
◎バランスの良い食生活で体の疲れを和らげる
野菜やたんぱく質をしっかり摂り、季節の食材を意識して体に必要な栄養を届けましょう。少しずつでも「バランスよく」食べることが、秋バテ知らずの体づくりにつながります。
睡眠編

✖寝苦しくて不規則な生活だった
暑さや湿気で眠りが浅く、寝たのに疲れが取れない…そんな日が続い ていませんでしたか?睡眠の質が落ちると、だるさが残り体も気持ちもスッキリしません。夜更かし癖がついてしまった方も多いのでは?
◎眠りの質を整えて 朝からスッキリ
寝る前のスマホやテレビを控え、部屋を暗く静かにすることで眠りの質がアップ!また、音楽やストレッチもおすすめ。寝る1~2時間前にぬるめのお湯にゆっくり浸かると、体がリラックスして入眠しやすく。
季節の変わり目に要注意!乾燥対策とインナーケア
朝晩が涼しくなってくると、肌の乾燥やのどのイガイガが気になりはじめる季節。夏の湿気とは一転、秋口は徐々に空気が乾いてきて、体も知らないうちに水分不足になっていることがあります。
肌のカサつきだけでなく、口まわりの乾きや便秘、疲れやすさも「内側の乾燥」が原因のひとつかもしれません。そんなときは、外からの保湿ケアだけでなく、体の中からうるおす習慣を。乾燥を防ぎながら、内側からゆっくり整えて、秋を心地よく迎えましょう。


季節の変わり目は、日々の生活が大きく影響します。温かいスープでほっとひと息、良質な油でやさしく栄養を補い、軽い運動で血の巡りを整える習慣を。毎日の小さな工夫が、健やかな秋につながります。
季節の変わり目は 腸内環境がカギ!
実は、秋バテ対策の鍵になるのが、免疫細胞の約7割が集まる”腸”です。腸は自律神経と双方向に影響を及ぼしあっているため、発酵食品や食物繊維が豊富な食事を心がけるなどして内側から整えることを意識しましょう。秋から冬にかけて元気に過ごすための土台づくりが大切です。