台所から家族みんなで元気を継続!!健康管理の知恵袋

寒暖差が激しく、油断しているとついつい体調を崩しがちになってしまう11月。「調子が悪いけど、病院に行くほどかなぁ…」「忙しくて薬を買う時間が…」「悪化する前になんとかしたい…」そんな時こそ昔ながらの知恵で解決しましょう。

イガイガをスッキリさせる

喉の奥が乾燥する。ゴホッゴホッと咳き込んでしまう。そんなイガイガ感をスッキリさせてくれる昔ながらの知恵といえば、これら2つです。

はちみつ大根湯

大根おろしにはちみつを入れ、お湯を注げば完成。大根に含まれるジアスターゼという酵素は、喉の引っ掛かりを和らげる働きがあり、はちみつは喉の通りをスッキリさせてくれます。大根おろしが飲みにくい場合は、密閉容器に大根のはちみつ漬けを作り置きして食べましょう。

黒焼き長ネギマフラー

20cmくらいに切った長ネギを2~3本、黒く焦げ目がつくまで焼きましょう。それをハンカチやガーゼ、薄手のタオルに巻き付ければ、長ネギマフラーのできあがり。そのまま就寝すればイガイガがスッキリし、声もらくらく出せるようになります。

ポカポカ感が長続き

寒い日には体の中からポカポカを感じたいもの。そこでホッとひと息つけて、長時間体内から保温作用のある飲み物をご紹介します。

焼き梅干し茶

梅干しを2~3個、弱火で焦げないように焼いてください。これに熱いお茶を注いで一杯。焼いた梅干しには、生の梅や梅干しにはないムメフラールという成分が含まれているため、ブルブルッと震えを感じた時などにオススメです。

ネギ味噌湯

とても簡単だけど、しっかり温まれる即席味噌汁。細かく刻んだ長ネギに削ったかつお節をひとつまみ、そしてお好みの量の味噌を入れて熱湯で混ぜるだけ。ネギに含まれる硫化アリルという成分が血行を促進し、体温を末端まで届けてくれます。

負けない体作りに役立つ

気温が下がり乾燥してくると、屋外には様々な菌やウイルスが飛び交うように。それらに負けない抵抗力を付けるために、昔ながらの知恵を活用してみましょう。

梅干し生姜シロップ

梅干しに生姜のみじん切りを加え、乾かしたみかんの皮と黒糖を一緒に、ドロドロになるまで煮詰めれば、抵抗力がぐぐんとアップするシロップの完成。これをお湯に溶いて毎日飲み続ければ、今年の冬は寒さに負けず元気に過ごせます。忙しくなる12月前に体調を崩さないよう、しっかりと予防してください。

卵酒

お酒が飲める方は、定番の卵酒で体調管理。生卵1個と日本酒100㏄程度を耐熱容器に入れ、湯せんしながら混ぜ合わせましょう。鍋に直接入れると卵が固まってしまうので気を付けましょう。飲みにくい場合は少しお砂糖を足してもOK。ただし、飲み過ぎにはご注意を。

食べ過ぎてしまった時は

11月末頃から本格的に始まる忘年会シーズン。食べすぎ飲み過ぎで胃が重い…となってしまったら、冬ならではの果物でスッキリさせてください。

みかん茶

みかんの皮は陳皮(ちんぴ)と呼ばれ、昔から重宝されてきました。むいた皮をしっかり洗い、日の当たる所で干しましょう。完成した陳皮を急須に入れ、お茶のように煮出すだけでみかん茶のできあがり。もたれた状態をスッキリさせてくれます。

擦りりんご・焼きりんご

「1日1個のりんごは医者を遠ざける」とまで言われ、古くから健康に役立てられてきたりんご。胃酸が少ない時は増やし、多い時には中和してくれるという優れた働きを持っています。食べ過ぎ飲み過ぎで胃腸が弱っている時は、そのままではなくすりおろしたり、焼いたりして柔らかくして食べてください。