ヘルシー美味しい和のスーパーフード寒天ですっきり健康ライフ

2月16日は、寒天の名産地・長野県茅野市の茅野商工会議所と、長野県寒天水産加工業協同組合が制定した「寒天の日」。寒天は、日本で生まれた伝統的な食材で、昔から健康を支え食品として親しまれてきました。今回はそんな寒天の魅力をご紹介します。

なぜ、長野?

寒天は寒天液を冷やし固め、凍らせて乾燥させて作るため、冬の雪が少なく寒さが厳しい環境が適しています。寒くて乾燥した長野県の気候は寒天づくりに最適の風土です。

寒天は何から作られているかご存知ですか?とてもシンプルな見た目ですが、実は健康にうれしい栄養や働きがたくさん。特にダイエット中の方は必見です!

1 海藻から抽出 

テングサやオゴノリ等の紅藻類を煮て寒天成分を抽出し、不純物を取り除くためにろ過する。

2 冷凍して脱水

抽出した寒天成分を冷やし固めてところてんを作る。それを凍らせて水分を抜く。

3 乾燥させる

脱水後に残った水分を取り除くためにしっかり乾燥させて、寒天のできあがり!

食物繊維ですっきり

海藻からできている寒天は、主成分が人の消化酵素では分解されない食物繊維です。腸の働きを助け、便通を整えてくれます。

低カロリー&低糖質

脂肪分がほぼゼロで、ほとんど糖質を含んでいないため、ダイエット中の方やヘルシー志向の方にもおすすめです。

骨や体を支えるミネラル

食物繊維と同様に、海藻の恵みであるカルシウムやカリウムなどのミネラルを含みます。骨や筋肉の健康を支える役割があります。

腹持ちがよく、満腹感を得やすい

寒天は水分を含んで膨らむ性質があるため、少量でも満腹感を感じやすい特徴があります。食べすぎるとお腹が張ったり、お通じがゆるくなることもあるため要注意です。

さまざまな寒天の種類

昔から日本の食卓で親しまれてきた食材ですが、実は形や使い方によっていくつかの種類があります。ゼリーや羊羹に使われるもの、料理にそのまま加えられるものなど、用途もさまざまです。

角寒天(棒寒天)

海藻を煮出して固め、乾燥させた昔ながらの寒天です。水で戻して加熱し、溶かしてから使います。寒天ゼリーや羊羹など、加熱調理に向いています。

粉寒天

寒天を粉末状にしたもので、一定量を水に加えて加熱し溶かして使います。分量調整がしやすく、料理や菓子作りに幅広く使われています。

糸寒天

角寒天を細く加工した寒天です。水で戻すとやわらかくなり、加熱せずに使えるものもあります。和え物や酢の物など、食感を生かした料理に◎

フレーク寒天

寒天を薄く砕いた形状で、粉寒天より粒が大きいのが特徴です。加熱して溶かして使い、初心者でも扱いやすいとされています。

寒天の歴史

寒天のもととなったところてんは遣唐使の時代、現在の中国から日本に伝わり、1200年も前から食べられていた記録があります。そして、寒天ができたのは江戸時代でした。

1658年頃(江戸時代)

京都の旅館「美濃屋」の主人・美濃屋太郎左衛門が、外に置き忘れたところてんが冬の寒さで凍結し、乾燥したものを煮て固めたことが寒天の発明につながるとされる。

江戸時代後期

隠元隆琦禅師(中国から帰化した高僧)が、寒天を「仏家の食用として清浄」と称し、中国語の「寒冬」や「冬の空」などを意味する言葉から「寒天」と名付けたと伝えられる。※諸説あり

1840年頃(江戸末期)

旅商人・小林粂左衛門が、京都・丹波地方で寒天づくりを学び、信州(諏訪地方)に製法を持ち帰る。そこから信州での寒天生産が始まる。

1905年(明治38年)以降

中央本線の開通により、原料運搬が容易になり、信州での寒天産業が大きく発展。1881~1928年頃には、寒天が医学研究などにも活用され、1962年頃には寒天の成分が遺伝子研究・バイオ研究に応用される。

食物繊維!驚きの健康効果

食物繊維といえば、お通じのサポート。そんなイメージをお持ちの方も多いでしょう。しかし、食物繊維にはこのほかにも驚くべき健康効果が期待できるのです。

血糖値の上昇を抑制

糖の吸収をゆるやかにする働きがあり、食後の血糖値が急激に上昇するのを抑える働きがあります。

生活習慣病の予防

血糖値の急な変動が抑えられることで、体への負担が軽減されます。この働きが、生活習慣病の予防につながると言われています。

コレステロール値を下げる

腸内で余分なコレステロールを吸着し、体外へ排出します。その結果、血中コレステロール値を下げる効果が期待できます。

寒天スイーツはダイエットの味方

寒天には上で紹介した健康効果はもちろん、水分を含んでふくらむプルプルした食感は少しの量でも満腹感が得られ、食べ過ぎを防ぐ効果も!間食やデザートを寒天にすれば、ダイエットもストレスなく続けられるのではないでしょうか。