いよいよナスの最盛期!

だいにち堂 飯沼です。

まだまだ残暑は続くものの、お盆を過ぎて少しは暑さも和らいだかなあと感じます。

さて、お盆にはキュウリを馬、ナスを牛に見立ててお供えし、ご先祖様はこれに乗って家族の元に行き来するという習わしがあります。

馬は足が早いので、少しでも早く家族のところに帰ってきてもらえるように。牛はたくさん荷物を運べるので、お土産をいっぱいのせて、ゆっくりあの世へ帰ってもらえるように…。そんな願いが込められています。私が子供のころはお盆中に川へ流していましたが、現在は環境問題もあり川に流すことは見かけなくなりました。

そんなお盆のお供えに使われるナスですが、私たちのあづんど農園でも沢山実っています。ただし綺麗な見た目に育てるのには工夫が必要です。

ナスの木は若いうちは樹勢があるので実に傷がつきにくいけれど、最盛期になると樹勢が落ち、ナスと幹や葉の擦れで表面に傷がつきやすくなると先輩農家さんは言います。

また雨が少なく水不足なことも傷の要因になるかもしれません。こうしたことに気を付けないと、ナスの表面に錆のようなカサブタのような傷が現れるようになり、そういうものは見た目が悪いために出荷をすることはできません。

ですので、皆さまには選別して綺麗なものをお届けできるよう心掛けて作業をしています。

もちろん安全性も考えて、防虫の薬剤は一切使っておりません。

1つ1つ手作業で丁寧に丹精込めて育て、北アルプスの湧き水や自然の恵みをたっぷり受けた、新鮮で安心安全な野菜。夏野菜の美味しいこの時期に、ぜひ一度ご賞味くださいませ。