どの枝を切る?運命の分かれ目

だいにち堂 飯沼です。

春、植え付けをした野菜たちが生長し好天にも恵まれ、日に日に大きくなっています。こうなると仕立てが必要となります。仕立てとは、余計な枝を整理したり脇芽を取り除いたりする作業です。実に使われるべき栄養を脇芽などにとられるのを防いで、実を大きく生長させたり、枝を丈夫にするために行います。

個人的には、この作業は経験が浅い方だと勇気と思い切りが必要かなと感じます。野菜の種類や畑の状況によってやり方は変わりますが、これ本当に切っていいの?大丈夫かなあ?後でちゃんと伸びてくるかなあ?と色々と頭の中を巡る作業だからです。

中には全く枝を仕立てない方もいるようですが、あづんど農園では大きい実をつけてほしいのでハサミに力を入れました。

子つるを伸ばすために親つるをカットするかぼちゃ、日当たりを考え茂り過ぎを防ぐために脇芽を取り除くミニトマト、養分と水分が実に回るようにするために下葉を切り取るオクラなどそれぞれの理由とやり方がありまして、都度確認しながら作業を進めています。

これが知識として頭の中の引き出しに収納されるようになれば良いのでしょうが、全部は覚えていないので毎年資料を見返すことの繰り返し。また覚え直したり、思い出す。野菜作りが老化防止、頭の体操にもなればいいですね。