砂嵐は春の前触れ!?

だいにち堂飯沼です。四月ですねえ。南風が強くなるこの時季、安曇野がある松本平ではある春の風物詩が起こります。

安曇野はどちらかというと稲作とリンゴ栽培が主ですが、この松本平の南西部には四市村にまたがる農地が広がりレタスをはじめとする葉菜類、長芋、ごぼうなどの一大産地となっています。その農地、サラサラな土でもあり春の雪解けとともに表面が乾燥し、強い南風によって土や砂を舞い上げて北に向かって流れていきます。いたる所でまるで砂嵐のように。この状況は農地にシートが張られたり、苗が植えられ、風が弱まるまで続きます。

「これはひどい!何も見えない‼」

黄砂の比ではありません。視界が遮られ、北アルプスが見えないことも。ひどい時には数メートル先が見えませんので昼間でも車はライトをつけての運転です。

またこのエリアにお住まいの方はこの時季洗濯物を外には出せず、サッシの枠には土が溜まり憂鬱な季節ではないでしょうか。
私も洗車した時に嵐が吹きほこりだらけになったこともありました。綺麗にした意味ないじゃん!

でもこの季節が終われば春本番!松本平でも花が咲き、新芽が芽吹き山の色もすこしづつ変わってきます。

「春告げの嵐」とでも言えますかね。