人生100年時代!鍛える筋肉×燃やす脂肪

年齢とともに変わる体どうしたらいい?

代謝は年齢とともに下がり燃えにくい体へと変化していきます。その大きな理由のひとつが筋肉量の低下です。筋肉はエネルギーを多く消費する組織ですが、運動をしなければどんどん減少していきます。最新の研究では、大腿前側の筋肉は不活動により2日で1%減少することがわかっています。これは、通常の加齢変化の1年分に相当。つまり、たった2日寝たきりの生活を過ごしただけで太ももの筋肉は1年分、2週間だと実に7年分年をとった事と同じだけ減少してしまうのです。筋肉をつけるには時間と労力が必要なのに対し、筋肉の減少は進行が非常に早く、まさにいざという時に備えたコツコツ「貯筋」が重要だと言えるでしょう。

見た目だけじゃない!健康を守る“大人のダイエット”

「ダイエット」と聞くと「見た目のためにするもの」そんな印象を持つ方も多いかもしれません。しかし50代以降のダイエットで重要なのは、見た目だけではなく”健康“のための体管理です。ここでポイントになるのが「体重を減らすこと」より「動ける体を保つこと」。栄養をしっかり摂りながら、日常の中で体を動かす習慣を続けて、ほどよく脂肪にアプローチしながら筋肉を蓄えることが必要です。動き回れる元気な体を維持することで健康寿命をのばしてこそ、将来的に「大成功!」と言える結果につながるのではないでしょうか。

フレイル

心身の元気が弱くなり、要介護に近づく状態

ロコモティブシンドローム

足の衰えで、立つ・歩くなどの動作がつらくなる状態

サルコペニア

筋肉量が減り、力や動きが弱くなる状態
※サルコペニアは痩せている人が該当する場合が多いものの、脂肪太りの人も当てはまる場合があります。

筋肉にはたくさんの役割がある

何事もいざという時の備えが肝心。お金と同じように、筋肉も蓄えることが必要です。あなたは、明日突然寝たきりの生活になったとして十分な体力に自信がありますか?
筋肉は体を動かしたり重いものを持ち上げたりするためだけに備わっているものではありません。意外な働きもたくさんあります。

体のあたため役

筋肉量が保たれることで血流を助け、冷えにくく体温調整がしやすい体になります。

脳を活性化

体を動かし筋肉に力を入れることで、脳への血流や刺激が増え、脳の働きを保つ助けになります。筋肉が減少すると認知症になりやすいという報告も。

骨を丈夫にする

筋肉を使うと、骨の形成を助ける物質「マイオカイン」が分泌されます。

健康長寿の秘訣は筋肉貯筋

運動をした方がいいのはわかっているけど、なかなか行動に移せない方も多いのではないでしょうか。下のグラフを見ると、運動を習慣にしている人とそうでない人とでは、加齢に伴う筋力変化の差は歴然です。大切なのは「日常の動き」を「運動」として捉えること。少しの工夫で運動を無理なく習慣化しましょう。

買い物・外出

姿勢よく少し大股で歩き、腕を振ることを意識すると、下半身と体幹のよい運動になります。外出する習慣が、筋力低下の予防につながります。

掃除

腕だけでなく一歩ずつ足を動かしながら行うと、太ももや腰まわり、お尻の筋肉が鍛えられます。ゆっくり丁寧に動くことがポイントです。

食器洗い

背すじを伸ばして立ち、かかとを上げ下げしながら行うと足腰の筋肉が自然に使われます。長く立つ時間も、貯筋のチャンスになります。

洗濯

洗濯物を取るときはひざを曲げ、干すときは腕をしっかり伸ばすことで全身を使えます。しゃがむ・伸ばす動きが筋肉への刺激になります。