田んぼの上を飛ぶドローン

だいにち堂 飯沼です。

実りの秋、新米の季節となりました。今年は例年より生育が早く、早いところではもう新米を口にされたのではないでしょうか。安曇野でも9月の中旬頃から本格的なコシヒカリ新米が流通。おかず無しでも美味い新米、待ち遠しいですね。

昨今の稲作はますます機械化され、省力化が進んでいます。ここ安曇野でも「ドローン(無人航空機)」による薬剤散布が行われるのを見かけるようになりました。ぬかるんだ田んぼは歩くだけでも足をとられ、その上薬剤を入れた機材を背負い散布しながら歩き回るのは確かにきつい作業。大きな田んぼでそれを行うとなると終わった時にはヘトヘトになってしまいます。そんな時にドローンであれば簡単というわけです。

加えて、安曇野でも高齢者による稲作就業率が高く、なるべく手を掛けずに済む薬剤や機材を導入する方が多いです。面積が大きな田んぼは、どうしても中に入らないとできない作業もあり、こうした場合はドローンによる省力化は魅力ではないでしょうか。

ただ免許取得費用、機体及び付属機材代等含めると200万以上の場合もあると聞いていますので、個人での導入はハードルが高いものとなります。JAや農業法人が所有し作業受託、斡旋といった柔軟性も普及には必要かもしれません。