農家は「毎年1年生」

だいにち堂飯沼です。

安曇野ではこの時季、田んぼに水が入り『水鏡(みずかがみ)』が北アルプスを映します。夕焼けでシルエットが浮かび、陰影が増すその姿はとても綺麗なんです!毎年惚れ惚れと見とれてしまいますね。

北アルプスの山々から流れる水の恩恵を受けていると思うと、ありがたみも重なり神々しく見えてきます。

さてあづんど農園の野菜たちは太陽の光を浴び風にそよぎ水、栄養を吸い上げ、霜の影響もなく順調に育っています。大きくなるのはいいのですが数日でグッと大きくなり予定していた日程の野菜セットへ入れるあてが外れてしまいそうで悩ませてくれます。生き物ですので大きくなるのは当然ですがあまりの成長の早さに戸惑っているところです。生き物を育てるってこちらの考えるようにはなかなかいかず本当に難しいですね。

経験豊富なベテラン農家さんが「先が読めない」ってよく仰るのですが、これだったんだとつくづく思いました。足し算引き算場合によっては掛け算割り算も絡む。でも正解はやってみないとわからないってところですかね。

稲作農家さんもよく“毎年一年生”という言葉を使うのは正解がわかりにくいからでしょうか。でもこの誤差を埋めるのは経験からくる検証、知識ではないかと考えます。これからも指導をいただきながら経験を重ねていこうと思います。