厳しい寒さを乗り越え、土や水の中で春を待ち焦がれていた生命たち。そんな4月の食材には元気の源がたっぷり蓄えられており、まさに栄養満点。また、料理のアクセントになるほろ苦さや独特の香りが多く、色鮮やかなのも特徴です。そこで今回は、春の野菜や山野草を使って、2つのレシピをご提案。ぜひ召し上がってみてください。
春の味覚のかき揚げ


作り方
- 新玉ねぎはスライスし、にんじんは細切りにする。
ごぼうは細切りにして水にさらしておく。 - そら豆はさやから取り出して沸騰したお湯で柔らかくなるまで茹でる。
- ふきのとうは細かく刻み水にさらす。
- するめいかは内臓を取り半分に開き食べやすい大きさに切る。
- 三つ葉はざく切りにする。
- 水気を切った①~⑤の材料とむきエビを合わせる。
天ぷら粉は表示通りの水で溶く。 - 2等分した材料をお玉に乗せて水で溶いた天ぷら粉につける。
(揚げにくい場合は4等分にしてください) - 170℃に温めたたっぷりの油で⑦をゆっくり入れて揚げる。
- お皿に盛って大根おろし、生姜、天つゆを添えたら出来上がり!
ポイント
辛みがマイルドでみずみずしい新玉ねぎは、フラクトオリゴ糖という甘味の素も豊富で、腸内環境をキレイにしてくれます。次に、そら豆は良質な植物性たんぱく質が豊富。そしてむくみを抑えるカリウム、女性に嬉しい鉄分も含まれます。さらにポイントは摂取しにくい不溶性食物繊維が含まれていること。腸を刺激して便通改善の働きも期待できます。
菜の花とホタルイカの甘辛炒め


作り方
- 菜の花は固い軸のところを切り落として、ざく切りにし水でしっかり洗う。
人参は千切りにする。 - ホタルイカは硬い目とくちばしを取りサッと洗う。
- フライパンにサラダ油を入れ熱し、①、②を入れ炒める。
- 全体に油が回ってきたら、●を加え炒める。
- ④の煮汁がほとんどなくなったら、皿に盛り付け出来上がり!
ポイント
春の海の幸と言えばホタルイカではないでしょうか。特に多く含まれる栄養素はビタミンAで、50gほど食べれば1日の摂取目安量をクリアしてしまうほどです。そして菜の花には免疫力を高めて風邪予防としてにも欠かせないビタミンCがたっぷり!気温の変化で体調を崩しやすいこの時期にオススメの食材なのです。