暑さに負けないように焼き肉でスタミナ補給

暑い夏は焼き肉が美味しい季節。牛肉はスタミナ補給にもってこいですが、なにげなく食べている方や焼き肉がお好きな方もいるでしょう。でもよく考えると、焼き肉の部位って不思議な名前が多くありませんか?そこで今回は、焼き肉の不思議を特集します。暑さに負けないために、しっかりとスタミナをつけましょう!

お肉でスタミナがつく理由は?

「お肉を食べるとスタミナがつく」とよく耳にしますが、どういうことなのでしょうか?
スタミナ不足を端的に言うと、身体がたんぱく質を欲している状態です。たんぱく質は、筋肉や身体組織の修復・再生、血液や体液を作るのに欠かせない栄養素なので、不足すると疲れを感じます。これがいわゆるスタミナ不足なのです。お肉には、野菜や穀物から摂ることが難しいたんぱく質が豊富に含まれています。だからお肉を食べるとスタミナがつくと言われるのです。

部位の名前の由来は?

焼肉店に行くとずらりと並ぶ牛肉の名前。実はそれぞれの部位には面白い名前の由来があります。
脂がのっていて、焼き肉でも人気が高い「カルビ」は、韓国語で「肋骨(あばら)」を意味する言葉で、あばらの周辺に付いている肉を指しています。
ハラミは牛の横隔膜ですが、その名の通り「腹の身(肉)」であることからハラミと呼ばれます。
また、サーロインの由来が面白いです。イギリスのヘンリー8世が夕食にこのステーキを出された際、あまりの美味しさに「この肉にサー(騎士の称号)を与える」と言いました。そこから英語の「サー(騎士)」と「ロイン(腰肉)」が「サーロイン」になったという説があるのです。
肩から腰にかけての背肉のロースは、英語の「ロースト」が訛った語で「ロースに適した肉の部位」という意味です。
タンも同じく英語の「タン」に由来しています。こうして部位の名前を探ると、多くは外国語が由来になっていますね。

鳥や豚の生肉はどうして食べられないの?

牛は生肉でも牛刺しとしてお刺身で食べることができます。でも鳥や豚の生肉は違います。どちらのお肉も生では食べることができません。その理由は、牛の肥育環境や体質から、牛肉の中には寄生虫や菌が存在しないのですが、鳥や豚は解体の過程において腸管内の細菌が肉に付着して人体に危険だからです。豚肉はウイルスや寄生虫を保有していることがあり、そのウイルスは人に感染する恐れがあるので、そもそも生食用としての販売が禁止されています。また鶏肉の場合もカンピロバクターやサルモネラ菌と呼ばれる細菌がいるために生食ができないのです。
牛肉の中は基本的に無菌です。ただし牛でも、消化器官や肝臓(レバー)には菌が存在しますので、ホルモンやレバーを食べる際はしっかり加熱してから食べましょう。

どんな焼き方が好み?

肉を美味しく食べるためには、素材選びも大切ですが「焼き方」の違いが美味しさを大きく左右します。そこで代表的な焼き方の「炭火」「ガス」「ホットプレート」で何が変わるのかをご紹介します。手軽さが魅力のホットプレートは、炭火やガスと違い火を使わないので火力が弱くなります。表面だけよく焼けやすく、中まで火を通そうとするとパサつきやすいです。ガス火は中に水分が含まれているため、水蒸気により焼き上がりは水気を感じます。それがちょうどよく焼けるという考え方と、反対に肉のうまみを損なうという考え方もあります。炭火は準備に手間がかかりますが、遠赤外線の効果で表面はカリッと中はジュワーと焼き上がります。お好みの焼き方で、お肉を美味しく味わいましょう。

話題!肉が苦手な人にもおすすめの「大豆ミート」って何?

最近テレビでもよく見る大豆ミート。肉を一切使わず、大豆が主原料の肉のような見た目の食材です。高たんぱく・低カロリーなので、肉が苦手な方や女性、ダイエット中の方でも美味しく食べることができます。