10月10日記念日帳

1年で2番目に記念日が多い日とされる10月10日。日本記念日協会によれば、8月8日の記念日70件に次いで、63件の記念日があるのだとか。今回はごく一部ではありますが、10月10日の記念日をいくつかご紹介していきます。

記念日とはなんだろう?

出来事や物事の意味・功績など記憶にとどめるために特別に定められた日。記念日の登録は誰でもすることが可能ですが、正式に認定されるには審査が必要です。

窓ガラスの日

10月10日は「窓ガラスの日」。「10(とお)」が2つ並ぶことから、「すきとおる(透き通る)」という語呂合わせ、または「10が2つある=ガラス2枚」として、ペアガラスを連想させることに由来しています。光や風を通しつつ、断熱・防音・安全性にも関わる窓ガラス。毎日の快適さを支える存在として、この日をきっかけに見直してみてはいかがでしょうか。

布団の日

10月10日は「布団の日」。「10(ふ)・10(とん)」という語呂合わせから、日本寝具寝装品協会が制定しました。季節の変わり目に、毎日の眠りを支える布団の大切さを見直し、清潔で快適な睡眠環境を整えることを呼びかける日です。この機会に、布団のメンテナンスや買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

島の日

「とう(10)・とう(10)」の語呂合わせから、「島=とう」にちなんで制定されました。豊かな自然や文化、多様な生態系を育む“島”の魅力を再認識し、その保全や持続可能な暮らしについて考える日でもあります。離島地域の観光や特産品にも目を向けるきっかけになる日です。

転倒防止の日

「てん(10)とう(10)」の語呂合わせから、日本転倒予防学会が制定しました。高齢者を中心に、転倒は骨折や寝たきりの大きな原因になることも。日々の体づくりや住環境の見直しをするきっかけの日です。

缶詰の日

日本で初めて本格的な缶詰製造工場ができたのが、1877年10月10日であったことにちなみ、日本缶詰協会(現在の日本缶詰びん詰レトルト食品協会)が制定しました。保存性や栄養価の高さで、家庭でも災害時にも頼れる缶詰。この日をきっかけに、改めてその便利さや工夫された中身に注目してみてはいかがでしょうか。

お好み焼きの日

オタフクソース株式会社が、自社の創業日(1918年10月10日)にちなんで制定しました。「粉もの文化」を象徴するお好み焼きは、野菜やたんぱく質も一緒に摂れるバランスの良い食事。家族や友人と囲んで楽しむ機会の多い料理として、笑顔と健康をつなぐ存在です。

手と手の日

「10」と「10」が向かい合う様子を、“手と手を取り合う„イメージに重ねた記念日です。人と人とのつながりや、助け合いの大切さを見つめ直すきっかけに。日常のふれあいや、感謝の気持ちを伝える日として提案されています。思いやりや支え合う心を大切に。

世界メンタルヘルスデー

世界保健機関(WHO)と世界精神保健連盟(WFMH)が、心の健康への理解を深めるために制定した国際デーです。ストレスや不安と上手につき合い、自分や周囲の心の状態に目を向けるきっかけに誰もが安心して心のケアを受けられる社会づくりを目指す日でもあります。

貯金箱の日

「1」を貯金箱の投入口、「0」をコインに見立てて「お金を入れる日」というイメージから日本貯金箱協会が制定しました。

銭湯の日

「1010(せんとう)」という語呂合わせから、東京都公衆浴場業生活衛生同業組合によって制定されました。

スポーツの日

「スポーツの日」は、スポーツに親しみ、健康な心身を培うことを目的に制定された祝日です。もともとは1964年の東京オリンピック開会式(10月10日)を記念して、「体育の日」としてスタート。その後、2020年から「スポーツの日」へ改称されました。体を動かすことで、リフレッシュや生活習慣病の予防にもつながります。年齢に関係なく、日常に「楽しめる運動」を取り入れるきっかけにしたいですね。

肉団子の日

数字の「10」が串に刺さった肉団子の形を連想させることと、鍋料理が美味しい季節になることから、肉団子をより多くの人に楽しんでもらうために制定されました。この日は、家族みんなでほっこりする肉団子メニューを囲んでみてはいかがでしょうか。

てんとう虫の日

「10(てん)・10(とう)」の語呂合わせから、”てんとう虫”を連想させる日として制定されました。てんとう虫は、古くから幸運の象徴とされ、農業の分野では益虫としても知られています。自然と生き物のつながりに目を向けるきっかけとして、環境保全や生態系への関心を高める日としても活用されています。

赤ちゃんの日

「十月十日(とつきとおか)」=赤ちゃんが母のおなかの中で育つ期間にちなんで、赤ちゃんの健やかな成長と、育児を支える社会の大切さを考える日として制定されました。命のはじまりを思い、親子のふれあいや育児サポートの大切さに目を向ける機会に。すべての赤ちゃんが、安心して育っていける未来を願う記念日です。

產後リカバリーの日

上の「赤ちゃんの日」と関連のある記念日。「とつきとおか(十月十日)」=赤ちゃんが生まれてくるまでの期間にちなんで、出産を終えた女性の心と体の回復=「産後リカバリー」の大切さを広める日として制定されました。産後は、ホルモンバランスの変化や睡眠不足、育児ストレスなどによって、心身ともに不安定になりやすい時期です。この日は、ママ自身の体と心に目を向け、無理せず回復に向き合うことを大切にするきっかけに。家族や周囲の理解とサポートの重要性も、改めて見直したい日です。

まぐろの日

これは、奈良時代・天平10年(738年)10月10日に、山口県沖でとれたマグロが朝廷に献上されたという記録が『続日本紀』に残されていることに由来します。その歴史的な出来事にちなみ、日本鰹鮪漁業協同組合がマグロの魅力を広めるために制定しました。マグロは、古くから日本人の食文化に深く根ざした魚。刺身や寿司、漬け、ステーキなどさまざまな料理で親しまれており、現代ではその高たんぱく・低脂肪な特性から、健康食材としても注目されています。この記念日をきっかけに、海の恵みに感謝しながら、おいしく健康的な「まぐろ料理」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

アイメイト・デー

視覚障害者と盲導犬の共生を支援する「アイメイト協会」が、1972年10月10日に法人認可を受けたことを記念して、この日を制定しました。「アイメイト(Eye Mate)」とは、単なる“盲導犬“ではなく、「目の仲間」「対等なパートナー」という意味を込めた言葉。この日には、視覚障害者の自立支援や、補助犬への理解を広めるための啓発活動が行われています。