世界中で祝われる降誕祭クリスマス

街がきらびやかに彩られ、冷たく澄んだ空気が一層イルミネーションの光を引き立てます。そう、12月の一大イベントと言えば、やはりクリスマス。この世界中で祝われている降誕祭ですが、国によって違いはあるのでしょうか。

こんなに違う!!世界各国のクリスマス

クリスマスはイエス・キリストの降誕祭ですが、今やどの国でも信仰を超えたお祭りとなっています。

  • 北欧【神話の神様のお祭りも兼ねている】

ユールというゲルマン民族のお祭りと大きな関わりを持っています。そのため、クリスマス定番の領地も、鳥ではなく神様オーディンに捧げたという豚肉が一般的です。

  • フランス【夜通し飲んで食べてのお祭り】

フランスではお祭りムード。日本でもおなじみとなった「ブッシュドノエル」という切り株型のケーキを食べます。もちろん当日のごちそうはフランス料理のフルコース。

  • オーストラリア【真夏のクリスマスの様子は?】

南半球の12月は真夏。そのため、オーストラリアのサンタクロースは半袖・半ズボンでやってきます。海辺でバーベキューなどもするそう。

  • イタリア【街は荘厳な雰囲気に包まれ…】

熱心なキリスト教信者が多いため、大規模なミサが行われます。また、体を清めるという意味から、クリスマスには肉料理を食べないという風習もあるそう。

  • メキシコ【約10日間もお祭り騒ぎ】

12月16日からポサダと呼ばれる伝統行事が行われ、当日から24日までパーティーをします。ただ、お祭り騒ぎはそこまでで、25日はミサに静かに参加します。

  • タイ【宗教が違っても楽しむ】

仏教国であるタイでもクリスマスはあります。ただ、キリストの降誕祭という意味ではなく、イベントとして楽しむという意味合いが強いそうです。

クリスマスリースにも意味があるんです

クリスマスツリーと並んで飾り付けに欠かせないのがクリスマスリースです。スペースもとらないため、日本の住宅事情にも合っており、ここ近年で急激に普及しました。実は、クリスマスツリーの代わりとしてできたものではありません。

丸い形は「永遠の神からの愛」を示し、農作物の豊穣を祈り、悪いものから守ってくれる魔除けという3つの意味が込められています。ぜひ皆様もリースに新年への祈願を込めて、ツリーと一緒に飾ってみてください。

リースを飾る場所は決まっている?

「ここに飾らなければならない」という決まりはありませんが、魔除けの意味を込めて玄関のドアに飾る家庭が多いようです。リビングなどの壁に吊るしたりすれば、クリスマスムードもより盛り上がりますね。