お手軽!お家でお餅を作ろう!

餅つきと聞くと、杵と臼で行うイメージがある方も多いのではないでしょうか。つきたてのお餅は美味しいですが、なかなか手軽に…というわけにはいきません。そこで今回は、杵と臼が無くてもOK!ご家庭にある道具でできる簡単なお餅の作り方をご紹介します。ぜひ、ご家族で一緒につきたてのお餅を味わいましょう。

材料

まずは下の材料をそれぞれお好みの分量でご用意ください。

  • 餅米
  • きな粉
  • 砂糖
  • 醤油
  • 大根おろし
  • あんこ

炊飯器で餅米を炊く

餅米を計量カップで量り、水でとぎます。今回は2合炊き。餅米1合に対して水を約180ml入れます。水加減はお好みで調節してください。セットしたら炊飯器のボタンを押してスタート。餅米は吸水率が良いため、水に浸さずにすぐに炊きましょう。炊きあがるまで40分ほど待ちます。

いざ餅つき開始

炊飯器から炊きたての餅米をボウルに移したら、すりこぎや麺棒でつきます。いっぺんに全部の餅米を移しても良いですが、返しが大変なので3分の1ずつなど小分けにしてつくのも良いでしょう。

水で湿らせないとすりこぎにくっつきやすいため、時々濡らしたしゃもじで返すのがポイント。杵と臼で餅つきをする時に、手に水をつけて捏ねるのと同じようなイメージで返しましょう。一生懸命についていると、体もポカポカ温まってきます。

ご家族で作られる場合は、みんなで交代しながらついても楽しいかもしれません。少しずつ粘りがでてきて、餅米からお餅に変化する様子が目に見えてわかるのが面白い工程です。

つきたてを好きな味で

ついては返し、ついては返しをひたすら繰り返すこと約20分。米粒が無くなるまでついたらお餅の完成。つきたては柔らかく格別の美味しさです。そこにお好みの味付けをして楽しみましょう。まずはきな粉に砂糖と塩を混ぜ、きな粉餅に。きな粉・砂糖の割合が7対3で塩をひとつまみ入れます。次は、大根おろしをのせて醤油をかけます。大根がさっぱりとして醤油の風味と合い、箸が止まりません。最後に、定番のあんこ餅。つきたてのお餅と甘いあんこの相性は抜群です。

切り餅や大福にも

残ったお餅はクッキングシートの上でお好みの厚さに伸ばして置いておけば切り餅にもなります。ある程度固くなってからお好みの大きさに切りましょう。丸く広げた餅にあんこをのせて包めば大福にも。ただし、餅米を炊く時に水分が多いと、柔らかすぎて切り餅や大福などには向かないお餅になってしまうため注意。

杵と臼で行うと大変な餅つきですが、家庭にあるものだけで簡単に作ることができました。今年の年末はお子さんやお孫さん、ご家族と一緒につきたてのお餅を楽しんでみてはいかがでしょうか。