冬のバチバチ!静電気の力を体験してみよう!

冬になると摩擦によって生じる「静電気」。ドアノブや人と触れ合う時にバチッときて痛い思いをしたことがある方も多いはず。今回はその「静電気」のパワーを知るために、物を浮かせたり動かしたりできるのか実験をしていきます!

冬に静電気がたまりやすいのはなぜ?

体に帯びる静電気は、湿度の高い夏には空気中の水分を通して自然と放電されますが、冬は空気が乾燥して、どんどん体にたまってしまいます。この状態で金属製のドアノブなど電気が流れやすいものを触ると、たまっていた電気が一気に流れ「バチッ」と痛みを生じます。

ふわふわ!電気クラゲを作ろう

用意するのは梱包に使用するビニール紐、長風船、キッチンペーパー。ビニール紐は中心で固く結び、両側を割いてクラゲを作っていきます。できるだけ細かく割いておいた方がよく浮かびます。
準備ができたら、クラゲと長風船それぞれをキッチンペーパーで擦り、いざクラゲを空中へ!長風船を近づけると浮きました!擦ることでクラゲも長風船もマイナスの電気を帯びるので、反発してふわふわと浮くのだそう。

水が曲がる!?

ストローとキッチンペーパーがあれば準備はOK。ストローをキッチンペーパーで擦り、水に濡れないようにそっと近づけると…水が曲がりました!静電気は流れている水を上げるほどの力を持っています。

静電気の意外な強さとは

静電気でバチッと痛みを感じる場合はなんと3000ボルト以上もの強い電圧があります。ただ、電気が人体に影響を及ぼすには電流や、電気の通り道が関係しているので、静電気だけでは「痛っ!」程度で済むそうです。そうは言っても、痛いのはできれば避けたいですよね。なので静電気をうまく逃したり、たまりにくくすることが大事です。

静電気を上手に逃がしていこう

簡単にできる対策は、ドアノブなどを触る前に壁や地面を2〜3秒手のひらで触って、事前に体にたまった静電気をゆっくりと放電させてしまうこと。乾燥が大敵ですので、加湿器の利用もおすすめ。クリームなどで手や肌の保湿をするのも有効です。

静電気はちょっと怖くて不快ですが、楽しく対策して冬を乗り切っていきましょう!