残った夏の疲れに『レンコン』おすすめレシピ2選

今回は、旬の秋野菜であるレンコンを使ったメニューをご紹介します。土の中で栄養を蓄えたレンコンを食べて、体調を崩しやすい季節の変わり目を乗り切りましょう!

意外と知らないレンコンの秘密

なぜレンコンにはたくさんの穴が空いているのか、気になったことはありませんか?植物の成長の為には空気が欠かせませんが、レンコンが育つ泥の中では空気を取り入れることが困難です。そこで、レンコンに空いている穴が通気孔の役割を果たしているのです。

漢字で「蓮根」と書くことから、蓮の根の部分を食べているように思われがちですが、実は「根」ではなく地下に潜っている「茎」のことを指しています。

輪切りにした際に穴から先が良く見えることから、「先の見通しが良い」縁起物として正月料理や精進料理にも欠かせないレンコンですが、ぜひ普段の食事にもたくさん取り入れてくださいね。

レンコンに含まれる栄養素

ビタミンC

髪の毛や皮膚などを作るコラーゲンの生成に必要な栄養素です。レンコンのビタミンCはでんぷんで守られているため、加熱しても壊れにくいと言われています。

カリウム

ナトリウムと作用し合うことで、体内の水分調整をする働きがあります。水溶性で水に溶けやすいため、酢水で処理する際は5分以内で流出を最低限にしましょう。

食物繊維

不溶性の食物繊維が豊富とされています。効率よく摂取したい場合は、特に食物繊維量が多い先端部分を使いましょう。

レンコンのえびしんじょ風

レンコンをすりおろしてえびしんじょ風にした一品です。レンコンには水と熱を加えることで粘りが出るでんぷん質が多く含まれているため、すりおろして加熱することでモチモチとした食感を味わうことができるのです。片栗粉をつなぎに使うことでさらにもっちりとした食感が楽しめます。

作り方

  1. レンコンは皮を剥き、酢水に5分程度さらしてすりおろし、水気を切る。
  2. 木綿豆腐は水気を切って潰す。
  3. しいたけはみじん切りに、むきエビは小さく切る。
  4. ①~③の材料全てと、むき枝豆、片栗粉、塩をボールに入れてしっかり混ぜる。
  5. ラップを広げ、その上に四等分にしたタネを乗せてキュッと絞る。
  6. 電子レンジ500wで3分加熱する。
  7. ★で作ったあんをかけて仕上げに三つ葉を飾ったら出来上がり。

ごろっとレンコンのハンバーグ |和風トマトソース添え

レンコンはコラーゲンの生成を促して美肌を保ってくれるビタミンCが豊富に含まれています。また、ビタミンB1も多く含まれているため糖質の代謝をスムーズにする働きがあるとされています。夏に疲れた体の疲労回復も期待できます。

作り方

  1. レンコンは1㎝角の大きさに切って酢水にさらす。
  2. 玉ねぎをみじん切りにして、油を温めたフライパンで透き通るまで炒める。
  3. かぼちゃは厚さ1㎝のくし切りにし、電子レンジ500wで2分加熱して火が通ったらオリーブオイルと粉チーズで和える。
  4. ボウルに豚ひき肉を入れ、●と①②を入れてしっかりと捏ねて二等分にする。
  5. フライパンに油を入れて温めて④を両面しっかりと焼く。
  6. ★ソースを作る・・・トマトは四角く小さめに切る。オリーブオイルをフライパンで温めてにんにくをみじん切りにして炒める。香りが出たらトマトを入れてさっと炒め、しょうゆとみりんを入れて混ぜ合わせたら火を止める。
  7. お皿にハンバーグを盛り着け、ソースをかけて③のかぼちゃ、茹でたブロッコリーを添えたら出来上がり。