まるで線香花火!?鉄粉花火を作ってみよう!

こんにちは、だいにち堂の名ばかり科学班の山崎と助手の青木です。
夏の風物詩といえば、花火を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。花火ってキレイだな、小さいやつは自作できないのかな、と思ったことはありませんか?調査してみると、花火は火薬を使うものが多く、色々と規制があり難しそう…あきらめかけたその時、「鉄粉花火」なるものを発見!これなら作れそうだぞ!ということで鉄粉花火(線香花火)制作に手探りで挑みました!

必要な物を準備

スチール缶・ヤスリ・紙・割り箸・アルミホイル・セロハンテープを用意しましょう。これで花火なんかできるの?と思いますよね…私たちもこの時点では半信半疑状態。

①根気の作業

まずはスチール缶をひたすらヤスリで削っていきます。スチール缶は中身を洗って良く乾かしてから、飲み口で手を切らないように養生テープなどで止めておくと良いでしょう。

鉄というのは細かくすると燃えるとのことで、20分から30分ほど根気よくスチール缶を削ると、ある程度まとまった鉄粉ができました。
※鉄粉を吸い込まないようにマスクをして、ヤスリは鉄工用の鉄ヤスリがおすすめです。

②持ち手を作成

鉄粉が十分作成できたら、次に割り箸の先にアルミホイルを巻きます。こうすることで割り箸が燃えるのを防ぐことができます。さあ、ここまで作れたらあとちょっとです。

③鉄粉花火完成

15センチほどセロハンテープを切って、鉄粉をぺたぺたとまんべんなくくっつけていきます。(持ち手に貼り付けられるように余白を残してください)

割り箸の先からびろ〜んとセロハンテープが垂れています。「だ、大丈夫なのかこれ?」と思いましたが、さて、結果はいかに…。

④大成功!!

想像以上の火花で私たちもびっくり!身近なもので花火(っぽい物)が作れるなんて不思議ですね。イッツ・サイエンス!ということで、学校の自由研究などで作成することもあるほどポピュラーな鉄粉花火、ぜひ皆様もお子様やお孫様と一緒に、夏の自由研究で作ってみてはいかがでしょうか。

※お子様と行う場合は必ずそばにいて一緒に遊びましょう。火の扱いには十分にお気をつけの上、バケツに水を用意して行うようにしましょう。点火の際は、風下に立たず足元に注意しましょう。