とある農家さんのこだわりの米づくり

だいにち堂飯沼です。

先日、田園地域を車で移動していると数十年ぶりに見かけたものがあります。水田の中を写真のような農具を押しながら歩いている方を見かけました。何をしているかわかりますか?

これを押して雑草を生えにくくしているのです。本当に見かけなくなりました風景でしたので、思わず車を停めて見入ってしまいました。お米の収量増加と品質向上のためにこの時季の除草は重要なのですが、水田に入り自分の脚で歩き回るだけでも大変なことであり、農具を押しながら何十往復もすることはどれだけ体に負担がかかるか。実はその方、60歳前後の女性でした。水田の中に入って機械での除草剤の散布すら徐々に減っていて、昨今では土手から薬剤を投げ込むだけのものも普及し、安曇野でもその上をいくドローンやラジコンヘリを用いて散布を行う方や地域があります。

お見かけした方はきっと安心安全なお米作りにこだわりを強く持ち、食べられるお米をそちらの水田で栽培されていらっしゃるんだと思います。そうやって丹精込め苦労して育てたお米はさぞ味わいも深く、秋の新米をいただく際はひと噛みひと嚙みが至福のひとときになるのではないでしょうか。