【お薬のスペシャリスト】薬剤師・登録販売者ってどんな人?

病気の治療や健康維持に欠かすことができないお薬。
薬剤師といえば、そんなお薬を調合し渡してくれる人、というイメージがあるでしょうか?処方箋を出せばすぐお薬が受け取れるようにも見えますが、万が一にも健康、そして人の命に被害をおよぼさないよう、種類や服用量が症状や体質に合っているか厳重に確認し、お渡しする際もお薬の働きや正しい服用方法を説明してくれるのが薬剤師です。

高い専門性でお薬と皆様をつなぐ薬剤師

薬剤師は、大学の薬学部で6年間学んだあと、国家試験に合格して免許を取得しなければならない専門性の高い資格です。お薬を必要とされる方は、症状はもちろん年代や体質、既往歴もさまざまですので、薬学の知識と経験をもっていつでも適切に判断することが求められます。

薬局だけでなく、多くのドラッグストアでも薬剤師が在籍していて、「一般用医薬品」を取り扱っています。OTC医薬品とも呼ばれ、処方箋がなくてもレジカウンターで説明し販売できる薬のことです。気軽に手に取れますが、人体に影響する薬品には違いないので、お薬を売るには薬剤師が持つ医薬品販売の資格が欠かせません。

多様な経験から医薬品の専門家へ…登録販売者

さて、ここで薬剤師とタッグを組んでいる専門家、一般用医薬品を販売する有資格者でもある「登録販売者」をご紹介します。

これは、2009年の法律改正により誕生した資格で、ドラッグストアで名札に「登録販売者」と付けた人を見かけたこともあるでしょう。以前は、医薬品の販売に不可欠な薬剤師を十分確保できず、お薬の説明が不十分になっている恐れがありました。そこで、専門的知識をもった人々を増やし、より安全にお薬を販売するために、この制度が開始されたのです。

登録販売者試験は誰でも受験することができるため、様々な職歴や経験をもった方々が登録販売者となっています。専門的知識を持ちながらもそれぞれのバックグラウンドを活かして、お客様のご相談に応じることのできる身近な存在でもあります。

レベルアップを目指します!

通信販売でお薬をお届けしているだいにち堂。皆様と直接お顔を合わせる機会はなかなかありませんが、お電話の向こう側には薬剤師と登録販売者が控えています。薬剤師の深い専門的知識はもちろん、登録販売者も全国のお客様からお声を聞き応えてきた経験を活かし、健康のサポートをさせていただきます。そして、お薬や人体について幅広く学びレベルアップを目指しつつ、さらに皆様のお役に立てるようこれからもだいにち堂は健康に取り組んでいきます!

OTC医薬品の分類とは?

医師に処方してもらう薬とは違い、ドラッグストアなどで購入できるのがOTC医薬品。副作用の程度によって主に4つに分類されており、販売するには特別な資格が必要になります。

要指導医薬品 対応する専門家「薬剤師」

薬剤師が対面で書面にて説明を行うことが義務付けられています。そのためインターネット等での販売はできません。

第1類医薬品 対応する専門家「薬剤師」

副作用や相互作用などで安全上、特に注意が必要な医薬品です。薬剤師の説明がないと購入することができません。

第2類医薬品 対応する専門家「薬剤師・登録販売者」

だいにち堂で取り扱っている漢方薬の他、解熱剤や鎮痛剤などが多く含まれます。指定第2類医薬品と呼ばれるものは、より注意を要するものと定められています。

第3類医薬品 対応する専門家「薬剤師・登録販売者」

副作用や相互作用において第1類、第2類に相当するもの以外の医薬品です。主にビタミン剤などが含まれます。

処方箋を渡す時、また症状を薬剤師が確認する理由

病院で診察を受けたのに、薬局に行ったらまた症状を聞かれた…ということはありませんか?医師も人間、100%ではありません。薬を間違って飲むと重篤な副作用を引き起こす可能性もあります。そのためできる限り間違いのないよう薬剤師が最終確認しているのです。
薬剤師とは、人の命にかかわるお薬を取り扱う重大な責任と、それを果たすための知識や技能、そしてなによりも医療人としての使命感を必要とされる人たちなのです。