春を感じながら体も心も元気になりませんか?

暖かな春の日差しを感じ、ちょっと外へ出てみようかと思う方も多いことでしょう。太陽の光を浴びながら体を動かすのは気持ちがいいものです。しかし、普段から運動していないと、何をすればいいのかわからなかったり、激しい動作で思わぬ怪我を招いてしまったりすることもあり、注意しなくてはいけません。また、運動のために時間を作るのも大変です。そこでまずは、ただ春を感じながら歩くだけの「散歩」から始めてみてはいかがですか?

まずは3分ウォーキング

今では歩行運動のことを「ウォーキング」なんて言ったりもしますが、いえいえそんな本格的なものではありません。楽しく陽気に、鼻歌でも歌いながら歩くだけでいいんです。なぜなら「運動しなきゃ」「健康のために体を動かさないと」という義務感に囚われてほしくないからです。歩道に咲く小さな花や頬を撫でる柔らかな風など「あぁ、春だなぁ」と季節を楽しみながら歩くことが、何よりも大切です。

本格的ではなくても効果大!な散歩生活

せっかく運動するのにそんな気の抜けた歩き方でいいの?もっと本格的にやった方がいいんじゃないの?と思わなくても大丈夫。気軽に歩くだけでも、普段運動していない人にとってはしっかりと効果が期待できます。なぜなら、全身の筋肉の内およそ70%が下半身にあるとされているから。ちょっと歩くだけでも、冬に凝り固まった体をしっかりとほぐすことができます。最初は1日3分からでも構いません。いつもは自転車を使っていた近所のコンビニに行くのも、今日は歩いてみようかな、くらいでいいんです。それに慣れてきたら、次は姿勢を意識。背筋をピンと伸ばし、視線はまっすぐ。腕をしっかり振りながら一歩一歩力強く足を踏み出します。そして1日10分、20分…1時間と、少しずつ時間を伸ばしましょう。
ただし、「頑張って何十分、何時間歩くぞ」「毎日続けて目標を達成するぞ」などと、気合を入れすぎないように注意しましょう。過度な運動は怪我のもとになってしまいます。最も大切なのは、歩く楽しみを見出すこと。途中の公園のベンチでお茶をしたり、芽を出したつくしを自慢のカメラで撮影したり、そんな春ならではの楽しみを満喫しながら歩いていれば、自然と歩行時間は伸びていきます。あくまで自然に健康になるのが散歩生活の基本。好奇心の赴くまま歩き続ければ、夏が訪れる頃には体の変化を感じられるはずです。

歩くことで血液循環をサポートしましょう

心臓は血液を全身に送り出すポンプの役割をしています。なんと人間の毛細血管を含めた全ての血管をつなぎ合わせると、地球2周以上の長さになるというから驚きです。ここまで長い血管に、心臓一つで血液を送り出すのはとても大変。そこで第二の心臓と呼ばれる足の出番です。上にも書きましたが、下半身には全身のおよそ70%もの筋肉が集まっています。つまり、歩くだけでもそれだけの筋肉を同時に動かすということにもなるのです。筋肉を縮めて伸ばす…縮めて伸ばす…この動きこそ、まさにポンプそのものではないでしょうか。心臓が止まれば、当然、命を失ってしまいます。それを防ぐためにも、しっかりと歩くことで血液循環を促し、心臓の働きをサポートしてあげましょう。

継続すればするほど価値になる。人生、歩き続けよう

継続は力なりという言葉があるように、散歩も続けることが大切です。歩く筋肉をつけても、ちょっと歩かなくなっただけで、すぐに衰えてしまいます。逆に歩き続ければ、必ず体もそれに応えてくれます。常に使っている鉄は錆びません。体もそれと同じ。今まで運動習慣のなかった方は、体力の衰えを感じたり、健康診断の数値が気になったりしていませんか?ただ歩くだけでも、必ず健康になれます。だからこそ、歩きながら自分ならではの楽しみを見つけて散歩生活を継続しましょう。

散歩生活のパートナー!ウォーキングシューズ

歩くことに慣れてきたら、ぜひ検討したいのがウォーキングシューズ。自身の足の形や特徴に合った一足を選ぶことで、ストレスや怪我を軽減してくれる良きパートナーとなってくれます。靴屋さんに行き、正確な足のサイズを測ってもらうのも良いでしょう。

歩きながらの計算で、左脳も鍛える

淡々と歩くよりも、何か変化をつけたいと思ったら「計算しながらウォーキング」がオススメ。視界に入る数字を頭の中で足しながら歩くことで左脳も活性化。電信柱の住所や三橋さんちの表札など、いろいろな数字を探してみましょう。