えがおぶらり旅|山梨編

2月23日は「富士山の日」。それにちなんで、今回は「山梨県」の名所・名物をご紹介したいと思います。

オシャレな町並みに時代を感じる

甲府駅から徒歩3分ほどの場所にある「甲州夢小路」。オシャレなお店やレストランが立ち並んでいるほか、昔の建築様式を取り入れた建物、水路や石畳など、明治・大正・昭和初期の甲府城下町を再現したレトロな空間を歩く楽しさが味わえる観光スポットとしても有名です。その中でも、一際大きく存在感を放っていたのが「時の鐘」です。

江戸時代は、1日を12刻に分け、2時間ごとに鐘を撞いて時を知らせていました。人々は日常生活のすべてを、この鐘の音で判断していたと言います。1708年に火災で焼失してしまいましたが、1818年に一度再建されてから1872年まで使われていました。

この鐘楼は、甲府市民の幸福と甲府市の発展を記念して2013年に新造されたもので、当時の仕様に忠実に再現されています。

言わずと知れた郷土料理

小麦粉を練りざっくりと切った麺を、野菜と一緒に煮込んだ「ほうとう」。2007年には農林水産省により、「郷土料理百選」にも選ばれています。平べったく幅の広い麺を思い浮かべる方が多いと思いますが、最大の特徴は、麺を打つときに食塩を加えないこと。そうすることでコシが少なくなり、煮込むと汁の中ででんぷんが溶け出してとろみが付きます。その独特の風味が「ほうとう」の美味しさなんだとか。

発生地や時期の明確な定説はなく、戦国時代の武将、武田信玄が自分の刀で食材を切ったことから「宝刀(ほうとう)」と名付けられたという説もあるそうです。

日本一の絶景を露天風呂で楽しむ

温泉に入りながら富士山や甲府盆地を見渡せると話題の「ほったらかし温泉」。山梨市駅から10分ほど山道をのぼると見えてきます。その名の通り、ほったらかしで特に宣伝などはしていませんでしたが、山の上だからこその絶景や開放感!と評判が広まり、今では大人気の温泉になったそうです。私たちは今回残念ながら寄ることができませんでしたが、機会をつくってぜひ行ってみたい!と思いました。

山梨県にはこの他にも有名な観光スポットや名物がたくさんあります。皆さんもぜひのんびり旅行してみてはいかがでしょうか。