かぼちゃは葉も茎も食べられる

だいにち堂 飯沼です。

夏の暑さで弱りやすい野菜もいる中で、驚かされるのがかぼちゃの生長。

多少整理をしたはずの葉は陽を求めて上に伸びて大きく広がり、縦横無尽に伸びたつるは、どれが親づるなのか、子づるなのか、孫なのか区別がつかないほどです。茂った中からかぼちゃの実を探すのも一苦労。やっと発見した実に座布団を敷いてあげるのですが、無理矢理角度を変えたりすると茎から折れてしまうこともあるため神経を使って作業するから大変です。

そんなかぼちゃですが、実以外に葉も茎も食べられることをご存知でしょうか。私はこの歳になるまでその事実を知りませんでした。確かに茎は空心菜のように中心部が空洞で、フキのように繊維が見えます。葉は茹でたり天ぷら、またサンチュのように焼肉を包んで。茎は茹でて和えたり炒めたりと立派な食材となります。

葉や茎は、収穫が終わればお役御免となり実を大きくするための脇役と思われがちです。ですが活用方法を考え、光を当ててあげれば重要度も増し、口にした時にかぼちゃの味を引き立ててくれるのではないでしょうか。実が生長できるのは、お父さんお母さん役の根、茎、つる、葉があってこそなのです。