でっぷりお腹一直線?アルコールの肥満力!!

気付けばもう11月。年々、月日が経つのが早く感じるようになってきますね。これからは年末年始、忘年会シーズンです。すでにスケジュールがびっしり…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、忘年会とは切っても切り離せない、お酒についての特集です。

皆さん、お酒は好きですか?ビール党、ワイン通、最近だとハイボールが人気のようです。女性の方は甘めのカクテルなどを楽しまれる方も多いですね。ただ、お酒を飲んでいるといつの間にか気になり始めてしまうのがお腹のぽっこり。俗に言うビール腹です。健康診断で指摘されてもお酒はなかなか止められるものではありません。そのため、ビールはやめてカロリー低めのお酒にしたという声もよく聞きます。

しかし、実際はどんなお酒でも太ります。その理由の1つ目が、肝臓はアルコール分解を優先するから。すると本来肝臓で分解されるはずの糖質が使用されず、そのまま体脂肪として蓄積されてしまいます。そして2つ目が、食欲増進作用です。アルコールを摂取していると糖質の代謝が疎かになり、血糖値が低下。満腹感を得にくくなってしまうのです。

またアルコールには胃酸の分泌を増やす働きもあるため、結果として食べすぎ、カロリーオーバーを招いてしまいます。さらに、アルコールは脂肪を蓄積させるだけではなく筋肉にも影響を及ぼすため、でっぷりな体型の一因になってしまうのです。

テストステロンの分泌量の低下

男性ホルモンとも言われるテストステロンをご存知でしょうか?これは男性女性問わずしなやかで美しいスタイルを維持する筋肉構築のために欠かせないもの。しかし、アルコール摂取によって体内での分泌が妨げられることがわかっています。

コルチゾンがどんどん増加

テストステロンとは逆に、筋肉を分解するホルモンのコルチゾンが体内で増加し、体は垂れる一方に・・・。

内蔵の使い過ぎで疲労感が抜けない

アルコール摂取によって全身にアセトアルデヒドという悪性物質が行き渡ると、様々な臓器に負担が。結果、疲労感が拭えずどんどん動けない体へと変化していきます。

筋肉が壊れ、生成が阻害される

アルコールには筋繊維を壊死させ、長期的な摂取が続くとタンパク質合成を妨げる作用があるというデータもあります。

ビールは太る?焼酎は太らない?

ダイエットをしている人なら、一度はお酒のカロリーを気にしたことがあるのではないでしょうか。ご存じない方は、これからお酒を飲まれるときの参考にしてみてください。

これは100gあたりの数値。ビールはそのまま飲むのでダイレクトにカロリーが蓄積してしまいます。焼酎やウイスキーなどは、割ったりすればカロリーの摂取量が抑えられます。

ぽっこり対策は飲む前から始める

ここまでアルコールが肥満に繋がりやすいという話をしてきましたが、それでもやはり飲みたいもの。だからこそ、次のポイントを守って、しっかり肥満を予防しましょう。

  1. お昼ご飯を減らさない
    今夜は飲み会があるからと言って昼食の量を減らしてしまうと必然的に夜食べる量が増えてしまいます。アルコール摂取時は脂肪を溜め込みやすい状態となっているので、できるだけ小腹を満たした状態で忘年会に望みましょう。
  2. 定番の枝豆はダイエットの味方
    最初のおつまみは枝豆が正解。アルコールの分解を助け、二日酔いも防いでくれるメチオニンという成分が多く含まれています。
  3. 「揚げ」より「焼き」を頼む
    どうしてもガッツリ食べたくなってしまったら、から揚げよりも焼き鳥を。ささみや砂肝はダイエット食材としても優秀です。
    毎年、飲んでる時に食べすぎてしまった…と反省している方は、ぜひ実践してみてください。そして笑顔で新年を迎えましょう。