散歩が健康に良い10の理由

歩くだけで健康になれるの?と侮るなかれ。散歩は足腰の筋力維持以外にもたくさんの効果があります。しかも特別な準備は必要ありません。玄関を開けて一歩を踏み出せば、それだけで健康生活の始まりです。

①血流を促進

年齢を重ねると血流の詰まりが気になりませんか?散歩は下半身全体の筋肉をゆっくり絶え間なく動かすことで、滞った血流をしっかりと促進してくれる働きがあります。激しい運動をすると急に心拍数が上がるため危険ですが、散歩なら徐々にゆっくりと血液を下半身から上半身に巡らせることができます。

②冷え性も改善

足先は心臓から最も遠いため、血液が滞りやすく体温が届きにくいので、冷えを感じやすい部位です。そこで、第二の心臓と言われている足の筋肉の出番。歩くことで筋肉を収縮させ、しっかりと足先まで血液を送ってあげましょう。動くことで熱も生まれるため、徐々にポカポカしてきます。散歩をした日の夜、布団に入ったら足先を触ってみてください。いつものようにヒヤッではなく、ぬくもりを感じられるはずです。

③風邪予防にもなる

自分の体温が、若い頃と比べて低くなったという方は注意が必要。ウイルスや細菌などに対抗する免疫システムは、体温がたった1度下がるだけで急激に効力を失います。もし「最近、風邪をひきやすくなった」「ちょっとの風邪なのに長引く」という方は、体温をしっかりと記録するようにしましょう。また、上でもお話ししましたが、散歩は筋肉の収縮によって体温を全身に巡らせることができます。つまり免疫力の維持にもつながるのです。

④慢性的な疲れもスッキリ

疲れを感じやすく体力の衰えを感じている人こそ、まずは散歩から運動を始めませんか?固くなった筋肉をほぐし、体内に溜まった疲れ物質の排出も促してくれます。早すぎない速度でゆっくり気ままに歩き続ければ、ストレス解消にもなるので一石二鳥。心と体の疲れは散歩でスッキリさせましょう。

⑤肩こりにも!

散歩は正しいフォームで腕をしっかり振れば全身の筋肉を同時に動かすことができます。するとより血液循環がスムーズになり、体が温まりやすくなるので肩こりもスッキリ。歩きながら肩を回したり、いつもより大きく腕を振ればさらに効果アップも期待できます。デスクワークなどをしている人は、ぜひお試しください。

⑥骨粗鬆症も予防する

適度な運動は骨粗鬆症の予防にもつながるということはご存知でしょうか?骨はある程度の負荷がかかると、それに負けないように強くなろうとする性質を持っています。特に女性は、女性ホルモンが低下すると骨粗鬆症が気になり始めますので、散歩でその不安を解消しましょう。

⑦ダイエットも成功へ!

実はランニングよりも散歩の方がダイエットに向いています。その理由は、低心拍数を維持できるから。高い心拍数は糖質をエネルギーとしますが、最大心拍数の60%程度を維持できる散歩だと、体脂肪をエネルギーとして効率的に使うことができます。

⑧五感が研ぎ澄まされる

散歩は五感の全てを使うことができる運動です。景色を見て、せせらぎを聞いて、春の息吹を感じて、しっかり汗をかいた後に、美味しいご飯。心にゆとりを持って歩くだけで五感をフル活用でき、些細なことにも敏感に気づくようになります。スポーツとは違い、体を動かしながら、他のことが楽しめるのも散歩のいいところです。

⑨ぐぐんと体力アップ!

歩くだけでも体力はしっかりとつきます。足を動かし続けることに慣れてきたら、ジョギングなども取り入れてみてはいかがでしょうか?体力がさらにアップすれば、サッカーやテニスなどにも挑戦できるかもしれません。

⑩老廃物を排出

体内に溜まった老廃物は、歩いて汗をかくことで排出することができます。また動き続けることで内臓が刺激され活発化し、お通じが良くなったり、顔色が明るくなったりすることも。毒素を一掃し、さらにイキイキとした健康生活を送ってください。

コレを意識しながら歩き続けよう!散歩する時のポイント

やる気や元気が満ち溢れすぎていると、時として体の違和感に気づかないことがあります。「休むことも重要」と意識しながら歩くようにしてください。