新米の季節!昔ながらの天日干し「はぜかけ」

だいにち堂 飯沼です。

10月に入り本格的な新米の季節となりました。安曇野では9月初めより始まった稲刈りもほぼ終わり、一面黄金色の絨毯のような風景から収穫後の少し寂し気な様相となっています。

皆様は、田んぼ内で刈り取った稲を吊るしている光景を見たことがありますでしょうか。この地域では「はぜかけ」と言って、稲に穂をつけたまま天日干しする伝統農法です。

この「はぜかけ」は機械乾燥に頼らず、半月ほど太陽の陽と風に当て自然乾燥させることで、お米の旨味や甘味を十分引き出すことができます。その美味しさを忘れられず、自家用だけでもと家族総出で手間ひまかけて頑張っている農家さんもいらっしゃいます。

もっちり甘い「はぜかけ米・鈴ひかり」

だいにち堂の自社農園でも9月21日、この「はぜかけ」作業を行いました。

当日は天気に恵まれ、だいにち堂の社員と農家の方が協力して稲刈り開始。和気あいあいとした雰囲気で収穫が進みます。

まずバインダーを一生懸命操作して稲を刈ります。穂には立派なお米が実っており、刈られた束には重みがありました。次にはぜかけするための棒を立て、吊るすように稲の束をかけて乾燥させます。

はぜかけ作業はベテラン農家さんでもひと苦労ですが、お米がグッと美味しくなるための大切なこだわりです。

10月に入りそろそろ脱穀の頃。その後、検査などを経て10月20日頃には出荷できる見通しです。

今年も地域の皆様にお手伝いいただき、出来上がったコシヒカリ特別栽培米『あづんど村のはぜかけ米 鈴ひかり』。是非ご賞味いただければと存じます。