モグラの穴は東京の地下鉄?

だいにち堂飯沼です。
花散らしの雨風で桜も終演になり、これからは新緑の季節ですね。

写真のこの農機具、何をしているところかわかりますか?
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが田んぼの土をこね、縁に盛り土をし、整形しながら土手を作っています。昔は農具を使い、人の手で土を塗っていましたが今ではこのような機械を使えばあっという間にきれいに仕上げられますね。

この土手塗りの目的は、冬の間にモグラやオケラなどが開けた穴から田んぼの水が抜け出ないようにすること。田の水を長く保てるということは水の見張りの回数が減り、なお且つ肥料や薬剤の効果が得やすくなります。

土手の施工方法は他にもありますがこれが一番効果的かもしれません。でもこの農機具なかなか高価なので手が出せず我が家にはございません。

以前に土手の枯れ草を焼く春の農作業の話をしましたが、焼いた後に目立つのがモグラが開けた穴です。「よくもまあこんなにあけてくれたねえ。東京の地下鉄みたいだわ」と呆れるくらいの穴の数。

この穴って前よりすごく増えてるんじゃないの?と思い、お師匠さんへ相談したところ「以前に比べてヘビ見ないだろ。それが理由かもしれんなあ」と。蛇か~。確かに見かけないなあと納得。見たくもない大嫌いなヘビも役に立っていたのかと感心した複雑な春でした。