本格手作りチョコレート!「だいにち堂のバレンタイン」

あっという間に1月が過ぎてバレンタインの季節がやってきました。2月14日は大切な人へ想いや感謝を伝える日。ということで、今年はだいにち堂スタッフもチョコレート作りに挑戦します!カカオ豆から作る「真の手作りチョコレート」は果たして成功するのか…!?

そもそもバレンタインとは?

バレンタインの由来は3世紀のローマにまでさかのぼります。当時、ローマ帝国皇帝のクラウディウス2世の命により兵士の結婚が禁じられていました。しかし、そんな中、施策に反対し密かに多くの兵士たちを結婚させていたのがキリスト教司祭であるウァレンティヌスです。命に背いたウァレンティヌスは、西暦270年頃の2月14日に処刑されてしまいます。その後、後世の人々は彼の勇気ある行動を称え、ウァレンティヌスを恋人たちの守護聖人として祀るようになりました。そして2月14日を「聖バレンタインの日」と呼びお祈りをするようになり、14世紀以降恋人同士が贈り物を交換するイベントとして定着していったのです。
※諸説あります。

いよいよチョコ作り開始!初めてのカカオ豆

さっそく手作りチョコレートキットを開封し、カカオ豆を取り出します。固い豆を手に、「本当にこれがチョコレートになるの?」とそわそわしますが、作り方をよく読みながらいよいよスタートです。

まずはカカオ豆を洗う作業から。なかなか綺麗にならず、負けじと水を入れ換えながら何度も洗います。水が濁らなくなったら紙でしっかりと水気を拭き取ります。
次にフライパンで焙煎します。カカオ豆が焦げないよう10〜20分ほど転がし、豆がはじける音がしたら焙煎が進んでいる合図です。一旦火から降ろして粗熱を取ります。
皮を剥いてみると、パリッと綺麗に剥くことができました。1つ1つ綺麗に剥いていく作業も骨が折れます。

ここからが本番、最難関へ突入

あとはすりつぶし、砂糖を加えて混ぜるだけ!なのですが、ここからが苦難の始まりでした。
カカオ豆をすり鉢へ入れ、ゴリゴリとすりつぶすことおよそ1時間。まったくチョコレートのなめらかさはありません。湯煎をしながら混ぜ続けると、パラパラした粉状のカカオ豆がようやくしっとりとしてきました。できるだけ粒を残さないために、フードプロセッサーを使用してさらに混ぜていきます。
とにかく混ぜ続けることおよそ2時間。若干もったりとしていますが、かなりチョコレートに近い状態になってきました。少しずつですが、なめらかになってきたところで砂糖を加えてラストスパート。
カカオ豆に含まれる油は約30℃で溶けるため、固まらないように湯煎するのがポイントです。最後の力をふりしぼり、再びなめらかになるまでよく混ぜていきます。最後は型へ流し込み、冷蔵庫で3時間程冷やし固めます。

ついに完成!果たしてお味は…

完成したチョコレートを取り出してみると、ツヤツヤとした綺麗な姿が!チョコレートの甘くて香ばしい香りがします。見た目は成功しましたが、果たして美味しいチョコレートができているのでしょうか…。

何名かのスタッフに試食してもらい感想を聞いてみます。
甘みの中に苦味を感じる、大人向けの深みがあるチョコに仕上がりました。カカオ豆の粒が少し残りましたが、サクサクとした食感が美味しいという声も。
嬉しい感想をもらうことができ、初めての本格チョコレート作りは大成功です!ぜひ皆様も、今年のバレンタインはチョコレート作りに挑戦してみませんか?