梅をおいしく食べるおすすめレシピ2選

梅干しのことを考えるだけで、口の中が酸っぱくなったような気になりますね。その酸味は、クエン酸・リンゴ酸といった酸によるもので、食欲が湧いてきたり、菌の繁殖を抑える働きがあります。お弁当やおにぎりに梅干しを入れるのも、昔ながらの知恵なのですね。

丸い実がシワシワになるまで

梅の花を観賞する品種と、梅干しを作る品種は異なるものです。よく知られている和歌山の南高梅などは、梅の実の皮が柔らかで果肉も厚く、食用に適したものになっています。6月中旬からは梅の実を収穫する季節。塩漬けにすると梅酢と呼ばれる水分が出てきます。そのまま約1ヶ月、さらに3日ほど天日干しにすることで、栄養と酸っぱさが凝縮された梅干しになります。

梅と長いもの和風パスタ

作り方

  1. 長芋はおろし器ですり、大葉は千切りにする。
  2. 鍋に水を入れ沸騰してきたら塩を入れ、規定の茹で時間より少し硬めに茹でる。
  3. フライパンにオリーブオイルを入れ熱し、にんにく、鷹の爪を入れ香りがでてきたら②を入れ塩、コショウ、薄口醬油をふり味を調えながら炒める。
  4. 炒め終わったら、火を消し潰した梅干しを加え混ぜ合わせる。
  5. お皿に④を盛り付け、トッピングをA⇒B⇒C⇒Dの順に盛り付けたら出来上がり。

ポイント

塩昆布を入れたりするとさらに和風感が増して美味しくいただけます。
また、このレシピはパスタだけでなくそうめんやそば等にも応用が利くレシピです!
ぜひいろんな麺類で挑戦してみてください。

梅のジャムマフィン

作り方

  1. まず梅ジャムを作ります。竹串などでヘタを除き、ためた水の中でひとつずつ丁寧に洗い、洗ったら下ゆでする鍋に移してかぶるくらいの水を加える。
    ※もし傷んだ部分があれば包丁で切り取るなどしてから鍋に入れてください。
  2. 鍋を中火にかけ、沸いたら弱火にし15分煮る。※途中アクが出てくるのですくう。
  3. 冷めたら梅の果肉部分を少し味見してみて、苦すぎなければOK。少し苦いくらいの状態なら、砂糖を入れるとそれがジャムの味わいになります。
  4. ③の梅を2~3個手に持って、手で握ると種だけが手に残るので、手から落ちた実だけを集める。
  5. 果肉だけにしたら果肉の重量を測り、その重さの60~70%の砂糖を加える。
    60%ならあっさり。70%なら普通の甘みです。
  6. ⑤を中火にかけて砂糖と果肉を混ぜ合わせる。沸いたら弱火にしてアクをすくう。
  7. 鍋底を混ぜながら、30分ほどコトコト煮て、煮沸消毒した瓶に入れたら出来上がり。
    ※果肉が沈みやすいので、鍋の底から全体を時おり混ぜてください!また、ジャムは冷めるととろみが強くなるので、沸騰した状態では多少ゆるくても大丈夫です。
  8. ⑦のジャムを入れてマフィンを作ります。ボウルに卵とグラニュー糖を加えて混ぜ合わせ、そこに豆乳、⑦のジャムを加えて混ぜ合わせる。
  9. 合わせておいた★をふるい入れ、ざっくりゴムベラで混ぜ合わせる。
    溶かしたバターを加えて手早く混ぜ合わせる。
  10. 型に8分目まで流し入れ、170度に予熱したオーブンで15~20分焼く。
  11. 焼けたマフィンにジャムを乗せ、ミントをトッピングしたら出来上がり。

ポイント

梅ジャムを作るときは酸味が出るので「ホーロー鍋」「ステンレス製鍋」がよく、アルミや鉄でないものがおすすめです。また、このマフィンの分量でジャムを変えるといろんな味のマフィンが味わえます!