冬は高血圧に要注意

冬本番を迎えると風邪やインフルエンザ、ノロウイルス感染予防として、手洗いやうがいに気を配るようになりますが、ミドル世代以上は感染症だけでなく高血圧にもご注意を!日頃から血圧が高い人は、狭心症の発作や心筋梗塞など、思わぬ事態につながることもあります。また、血圧が正常の人も高血圧予防のために寒暖差には十分気を付けましょう。

暖かい場所から寒い場所へ突然の移動は危険です

冬は低い気温によって血圧の変動が大きい季節。朝目覚めて布団から出るだけでも、その影響は計り知れません。暖かい場所から寒い場所へ突然移動すると、急激に血圧が上昇してしまうのです。それによって取り返しのつかない事態を招くこともあるため注意するようにしましょう。しかし、高血圧は自覚症状がなく、自分では気付きにくいのも特徴の一つです。健康診断で指摘されたことがある人は、絶対に油断してはいけません。定期的に血圧を計るように心がけてください。一般的に最高血圧が140mmHg、最低血圧が90mmHgを越えると高血圧と診断されます。

血圧が上がりやすい場面

  • 朝起きて布団から出た時
  • 暖かい部屋から寒い屋外に出た時
  • お酒を飲みすぎた時
  • 入浴後、浴室から寒い室内に入った時
  • 強いストレスを感じた時
  • 長時間サウナに入った時
  • トイレで排泄する時

高血圧を防ぐ生活習慣のポイント

  • 塩分を控えたバランスの良い食事

1日3食、バランスの良い食事を心がけるようにしましょう。また、濃い塩分は血圧症状の原因となるため要注意。麺類などを食べた時は、スープまで飲みきらないようにしてください。

  • 1日30分の運動を習慣に

激しい運動でなくてもかまいません、30分歩くだけでも血圧対策には効果的。普段から歩幅を広く歩くように心がけてください。また、エレベーターではなく階段を使うなどの意識改革を!!

  • 自分なりのストレス解消法

ストレスも血圧の大敵です。自分なりのストレスを発散できる趣味に打ち込んだり、のんびり穏やかな時間を過ごすことも大切です。