登山は健康にいい?山歩きによる健康効果を解説!

登山シーズン到来を祝うイベントの「山開き」。毎年7月1日には日本を代表する山、富士山でも山開きが行われます!青空の下、豊かな植物を目にして歩いていくのは気持ちがいいもの。実は山を歩くことで健康に様々な効果があることが知られています。今回は身近にある山を歩くことでも得られる健康効果をご紹介します。

有酸素運動と筋トレが同時にできる

山を歩く理由には「自然に触れたい」「新緑などの景色を楽しみたい」という他にも「健康維持のために歩きたい」という方もいるでしょう。山を歩くことのメリットはいくつかありますが、その1つに有酸素運動と筋トレを同時にできるということがあります。山歩きは平坦を歩くウォーキングとは違います。傾斜面を歩いていくため、ウォーキングでは得られにくい筋肉を新たにつけるという効果が期待できるのです。特にお尻や太ももなどの下半身は筋トレとして有効的です。
また山歩きは20分以上することがほとんどなので、有酸素運動としても効率的に脂肪を燃焼できます。

基礎代謝が上がる

山を歩くことによって筋肉が鍛えられ、基礎代謝の増加が期待できます。基礎代謝というのは心臓をはじめとする内臓の動きはもちろんのこと、体温調節など私たち人間が無意識に行う生命維持に必要なエネルギー活動です。健康を維持するためにも、非常に重要なものだと言えます。
山を歩くことは全身運動になるため、特に体の中でも筋肉量が多い、お尻や太ももを重点的に鍛えることができます。すると基礎代謝が上がり、臓器の機能向上にもつながります。また、高低差のある山でリュックを背負うことでも筋肉は付き、正しい姿勢の維持ができたり、長い目でみると太りにくい体質が作られ、生活習慣病や肥満予防の効果が期待できます。

質の高い睡眠をえられる

長時間全身を動かす山歩きでは、多くのカロリーを消費します。カロリー消費が激しい分、空腹になりやすいので、自然と食欲が湧くでしょう。登山の後には、たんぱく質や糖質、脂質、ビタミンやミネラルを摂取するのがオススメです。バランスよくこれらの栄養素を摂ることで、病気のリスクを減らすことができるなど健康に良い効果が生じます。また、天気の良い日中に長時間歩くことで、エネルギーを消費し、ほどよく疲れを感じられます。すると日が沈んでからは眠くなり、質の高い睡眠が取れるでしょう。質の高い睡眠は、心身の健康維持にも美容にも重要です。健やかな睡眠が得られれば活動的な生活が送れるようになり、日々の生活の質も変わってくるでしょう。
本格的な登山とまではいかなくても、気楽に登れる山が日本には全国各地にあります。この夏は、ぜひお近くの上りやすい山を見つけて健康のために歩いてみるのはいかがでしょうか。

山歩きのお供に最適!おすすめのおやつ3選

山を歩く際には「行動食」と呼ばれるおやつが欠かせません。それはエネルギーを消耗するためこまめに栄養を補給する必要があるからです。行動食を選ぶポイントは、軽くてかさばらずに、食べるのが簡単なこと。ここではオススメのおやつを3つご紹介します。

ナッツ

山歩きに持っていくおやつにはカロリー補給という大切な目的があります。ナッツには糖分をエネルギーに変えるのに必要なビタミンが含まれています。また一緒に合わせるとオススメなのがドライフルーツ。抗酸化作用により、疲労を防ぐ効果も期待できます。

キャンディー

様々あるお菓子の中でも、キャンディーは携帯食、行動食として最高です。ほとんどが糖分でできているため素早く糖分補給ができます。疲れた時ほど甘いものが欲しくなるものです。また最近は塩分を含むキャンディーもあるため塩分補給にもなります。

ビーフジャーキー

山を歩く時に注意したいのはエネルギー不足です。エネルギーの補給を最優先に考え、効率よく栄養を体内に取り込むには、たんぱく質をたくさん摂取できる食材が適しています。ビーフジャーキーには塩分やミネラルも多く含まれます。

「登山」「トレッキング」「ハイキング」一体なにが違うの?

同じ山歩きでも様々な呼び方がありますが、実はこれらを分ける厳格な定義はありません。とはいえ、感覚として難易度はハイキングから順にレベルが上がっていくと感じる人が多いでしょう。そこでニュアンスの違いを紹介します。

  • ハイキング
    なだらかな山道を気軽に歩き、自然を楽しむニュアンスで使われることが多く、道も整備され歩きやすいことが多いです。
  • トレッキング
    山を散策し自然を楽しむニュアンスで使われることが多く、難所を登ることはほぼありません。
  • 登山
    山頂を目指して登るニュアンスで使われる言葉です。より経験者向きですが達成感を味わえる魅力もあります。