2月9日は肉の日

皆様、お肉は好きですか?同じお肉の焼き加減を変えるだけでも様々な食感や香り、味が感じられ、さらに煮込んでも炒めても揚げても、その楽しみ方は無限大!しかも、食べればしっかりとパワーが充電されていく。特に男性は「疲れた時こそ肉!」という方も多いのではないでしょうか。

食卓を彩るメインディッシュ

まさに食事のメインディッシュであるお肉。毎月29日は「肉の日」と都道府県食肉消費者対策協議会が制定。では2月9日は…と言うと、全国食肉事業協同組合連合会(全肉連)という団体が「お肉の日」と定めました。JA全農や多くの食肉流通団体や食肉販売団体と一丸となり、認知度は牛丼チェーン店や焼肉店など全国約1600店舗でキャンペーンが実施されるまでに広がっています。ちなみに8月29日を「焼肉の日」とし、11月29日が「いい肉の日」としています。

2024年2月はうるう年。29日まであります。4年前のうるう年では焼肉半額などの特別割引を実施する店舗もあったため、今年もお得な企画が登場するかもしれませんね!

日本における食肉の歴史とは?

日本は四方を海に囲まれているため昔から漁が盛ん。食肉文化が発展しにくかったとされています。また古墳時代になると仏教の考え方が定着するようになってきました。その中の殺生禁止は「生き物を殺すと仏罰があたる」というものであり、さらに肉食が遠ざかっていきます。西暦676年になると天武天皇は牛や馬、サル、鶏の肉を食べることを禁止しました。

この考え方は鎌倉時代まで続きます。とは言え、極楽浄土を願う貴族とは違い武士たちの間では獣狩りが頻繁に行われ、そのお肉を薬として食べていたという記述があります。

しかし安土桃山時代では秀吉が牛・馬を食用とすることを禁じます。肉食が一般的になったのは江戸時代後期から。イノシシ鍋などの飲食店が建ち並び始めました。そして訪れる文明開化。これをきっかけに本格的な食肉文化が日本国民の間で根付き始めたとされています。

ウインナーとフランクフルトの違い、ご存じですか?

お肉と言えば、そのまま加熱して食べても美味しいけれど加工品としても楽しめますよね。その代表こそがソーセージです。ご存じの通りミンチ肉を腸に詰めたもの。しかし、呼び方がいろいろあります。実は、羊の腸に詰めるとウインナー、豚の腸だとフランクフルト、牛の腸であればボロニアという種類に分けられます。

食用となる主なお肉の特徴は?

我々、人間の食卓を彩ってくれるお肉。皆様はどの食用のお肉が好きでしょうか?贅沢感がほしい時は牛肉、使い勝手抜群の豚肉、ヘルシーな鶏肉、そしてひと味違ったラム肉など、それぞれいいトコロがあって迷ってしまいますね。

牛肉

牛肉の特徴は鉄分や亜鉛といったミネラルが豊富に含まれていること。そのため貧血気味の女性や筋肉を付けたいという男性にオススメのお肉だと言えるでしょう。

豚肉

ビタミンB群がたっぷりと含まれている豚肉。特にヒレ肉には他のお肉と比べても突出したビタミンB1含有量を誇ります。糖代謝に欠かせない栄養素なので、ご飯と一緒に食べると◎

羊肉

生後1年未満の子羊の肉を「ラム」、それ以上の成羊肉を「マトン」と呼びます。脂質の代謝に働きかけるビタミンB12がたっぷり含まれているため、ダイエットにもオススメです。

鶏肉

脂が少なく高たんぱく低カロリーの代表と言えば鶏肉。疲労回復にも重要なイミダゾールペプチドという成分も含まれていることが、最近の研究によってわかってきています。

世界ではこんな珍しいお肉が食べられています

国が違えば文化も違う。そしてお肉の種類も全く違った驚くべきものが…。日本では考えられないような動物のお肉、一体どんな味がするのでしょう。

ワニ

まさにワイルド!!ワニのお肉。見た目こそ怖いですが、低脂肪低カロリーでヘルシーなのが特徴です。タイなどで人気だそう。

カンガルー

オーストラリアのスーパーでは当たり前のカンガルー肉。低コレステロールで栄養価が高いと評判です。

ダチョウ

鳥なので、鶏肉に近そうなイメージがあるかもしれませんが、しっかりとした赤身は牛肉のようです。

ラクダ

牛肉よりも歯ごたえが楽しめるラクダ肉。ドバイのレストランではラクダバーガーが販売されているそうです。

野生のパワーが凝縮されているお肉!ジビエの定義とは?

牛や豚以外に、ひと味違ったお肉を食べてみたいと思ったら、ジビエ。語源がフランス語で、狩猟によって捕獲された野生の鳥獣のお肉を指す言葉です。

日本国内ではイノシシやシカなどに農作物を荒らされることから、一定量の「有害鳥獣駆除」を行ってきました。今までは、そのまま山中に埋設されることが多かったのですが、地域振興のために活用しようという動きが大きくなってきています。また人間用ではなくペットフードとしても活用され始めました。