【春の危険生物大特集】危ないヤツラが目を覚ます!!

日差しがポカポカ。桜を愛でながら河川敷を歩けば、つくしなどの小さな植物が芽を出し始めています。また、筍狩りも楽しめる季節ですね。明るい生命の息吹を感じられます。
しかし!これらのほのぼのさせてくれる小さな動植物だけではなく、春は危険生物が目覚め始める季節でもあるのです。(※記事内に虫や蛇の画像がありますので苦手な方はご注意ください)

春の訪れはほのぼのしているだけじゃない!

では、そう言われて真っ先に思いつくのはなんでしょうか?山ならクマ、海ならサメ…いくつも頭の中をよぎりますが、実はそれら以上に人の命を奪う生き物がいます。それがスズメバチ。
攻撃性の高さで有名なスズメバチ、ひとたび刺されれば激痛が走り、のたうち回ってしまうことでしょう。しかし実は、毒や痛みが直接の死因になることは稀です。一度ハチに刺されると体内では抗体が作られます。そして2度刺されてしまうと激しいアレルギー症状を引き起こし、呼吸困難や意識低下に繋がってしまうのです。これをアナフィラキシーショックと言います。
ハチは黒いものを攻撃する特性があると考えられています。もし野山に行く際は、できるだけ白っぽい服装を心がけましょう。また、万が一ハチに遭遇したら、慌てず驚かず冷静に立ち退くことが第一。手で払いのけようとすると、ハチは警戒フェロモンを発し、瞬時に仲間のハチたちが集まってくることがあります。

事前知識を持つことが身を守ることに繋がる!遭遇しやすい危険生物

スズメバチ

上の記事でも取り上げた危険生物の代名詞。肉食で獰猛です。もし刺された場合は、救急車を呼んだり、すぐに病院に行きましょう。

アシナガバチ

足が長めでスリムなスタイルのハチ。蜜を吸ったり虫を食べたり、雑食です。家の屋根の下に巣を作ることもあるため、とても身近で危険なハチだと言えます。

イラガの幼虫

ずんぐりむっくりした愛嬌のある姿に騙されてはいけません。体全体にトゲがあり、触ってしまうと痒みが一週間ほど続くこともあります。

チャドクガの幼虫

見るからにザ・毛虫!という姿。白い毛が体中から生えており、集団を作りながら生活することが多いのが特徴です。触るとトゲがくっついてきます。

セアカゴケグモ

ブロック塀の中など、温かくて暗いところに巣を張ります。噛みつかれると強い痛みが襲いかかり、さらに高熱が何日も続くこともあります。

ヒアリ

外国から入ってきた危険なアリ。トカゲを襲って食べることもあるほど攻撃性が高いことが特徴。刺されたらすぐに救急車を呼びましょう。

ムカデ

落ち葉の下などに隠れている、まさに暗殺者のような生物。触れるとすぐに攻撃してきます。もし噛まれたら、しっかり石鹸で洗い、病院に行きましょう。

ヒキガエル

田畑の主のような存在。土と同化しているため、体は大きくてもパッと見つけられません。触ると頭の後ろから毒を出します。触ってしまったらすぐに手を洗いましょう。

カミツキガメ

外国からペット用のカメとして日本にやってきました。しかし、捨てられるなどして野生化。目の前にあるものは、指がちぎれるほどの力で何でも噛みつこうとします。

ヤスデ

なんと100本ほどの足を持つ生物。触ると皮膚がただれることがあるので、足の数を数えてみようという好奇心は持たないようにしてください。

ヤマカガシ

名前には『ヤマ』と付くのに、水辺が好きなヘビ。緑色の体に赤や黒の縞模様があります。非常に強い毒を持っているため、噛まれると命に関わります。

マムシ

茶色の体に黒や土色の縞模様を持つマムシ。雑木林や岩の隙間、水辺などに生息しています。噛まれたらすぐに救急車を呼びましょう。