柔らかい血管を保つ!血行アップ!7つのコツ

血管を柔らかくする、とってもお手軽なコツを一挙ご紹介。どれも日常生活でできることなのでぜひ取り入れてみましょう。

【コツ1】サラサラ成分の食材を食べる

血管に良いとされる食材を、毎日の食卓から積極的に摂りましょう。にんにくに含まれるアリシンや玉ねぎのケルセチン、くるみのα-リノレン酸、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには血液をサラサラにする働きがあります。特に、にんにくは通常の白いにんにくよりも黒にんにくがおすすめです。

熟成の過程で増えるS-アリルシステインには多くの働きが含まれるからです。しかも通常のにんにくよりも、独特のにんにく臭が減るため、食べやすく、毎日の食卓に取り入れやすくなります。

また内臓脂肪が多いと、うまく中性脂肪を分解できなくなります。中性脂肪やコレステロールが血管中に増えることで、血管が硬くなる原因にもなります。そこで、おすすめは大豆製品や青魚です。大豆製品に含まれる大豆たんぱくには、コレステロールを抑えるアディポネクチンという物質が豊富。あじなどの青魚には悪玉コレステロールや中性脂肪に働きかけるDHAやEPAが多く含まれます。加えて野菜の食物繊維やビタミン、ミネラルも大切です。脂質や糖質の多い菓子類などは控えるようにしましょう。

20日で完成!炊飯器de黒にんにくの作り方

スタートの1日目

にんにく1kgを炊飯器の釜に入れます。炊飯器の「保温」スイッチを押します。ニオイが充満するため、換気が良いところで行いましょう。

経過

時々、炊飯器の中を確認しましょう。水分が溜まっていたり、ついていたりする場合は腐敗の原因でもなるので、水気を切ったり拭いたりしてください。にんにくを試し切りすると、黒く変化していく様子も観察できます。

約20日目で完成

黒にんにくの完成です。生にんにくと同じ風通しの良い涼しい場所で保存しましょう。
(1日1〜2片を約3週間程度を目安に食べきりましょう)

【コツ2】十分な睡眠を心がけましょう

海外や日本の研究でも睡眠の質と血管の関係は明らかになっています。睡眠不足になると、自律神経が不安定になり血管にも影響が出ると言われています。しっかり眠ることで、免疫力も上がり、血管年齢にも差が生まれるのです。

また、最近の生活習慣で睡眠の質を下げていると言われるのが、「寝る前のスマホ」。ある調査では約7割の方が「寝る前のスマホ」をしているとか。でも、なぜスマートフォンが睡眠の質を下げるのでしょうか。

それはスマートフォンが発するブルーライトにあります。ブルーライトを浴びると体のリズムが乱れ、体は興奮状態に。本当は寝る時間なのに、体がその態勢に入らなくなってしまうのです。少なくとも就寝時刻の3時間前からはスマートフォンやパソコンを見るのをやめて、室内(部屋)の明るさを少し暗くするのが理想です。

【コツ3】きっちりよりもアバウトに過ごしましょう

緊張し続けたり、ストレスがある生活は血管が萎縮し、血圧も上がってしまいます。普段からリラックスできる状況を作りましょう。「◯◯してはダメ!」という心理的抑制が働くたびに血管は緊張するので、多少いい加減くらいがちょうど良いのかもしれません。せっかちやイライラは血管にダメージを与えるもととなります。

【コツ4】「果糖」をとりすぎないようにする!

血管を柔らかくするには、血液中の中性脂肪を増やさないことも大切です。そこで、注意したいのが「果糖」の摂りすぎです。果糖は砂糖の成分の1つ。天然の甘味で食後血糖を上げない成分として注目されてきました。ブドウ糖よりも2倍以上甘いため、少量でも甘みを感じられ、低カロリーの甘味料としても良く使われます。ところが最近の研究で、果糖を摂りすぎると、その一部が中性脂肪に変わってしまうというリスクがあることがわかってきたのです。

果糖は、お菓子や清涼飲料水、調味料など多くの食べ物に使われています。食品の成分表示を見れば、果糖の含まれている割合がわかるので、意識して確認するようにしましょう。

【コツ5】体を温める食材を摂る

冷えは血行を滞らせる一因になります。体の内側からポカポカになるには、体を温めてくれる食材を摂ることが大切です。その1つが、アミノ酸が豊富な食材です。

アミノ酸は体内で熱を多く発生させるため、体が温まります。酢や大豆製品、乳製品にアミノ酸が豊富に含まれており、また、生姜や唐辛子などのスパイスもおすすめです。特に生姜は生の生姜よりも乾燥させた生姜の方が効果が高いことが分かっています。乾燥生姜は体の内側から温め、ポカポカ効果を持続します。

【コツ6】ひと口に30回以上噛むこと

冷え対策には、良く噛むことも効果的です。食べ物を噛むと満腹中枢が刺激され、食欲が抑制されます。すると、内臓脂肪が燃焼して熱が生まれるのです。また体が温まることで血流が活発化し、全身に熱が送られるようになります。つまり、良く噛むことで熱が生まれ、全身が温まるというワケです。目標はひと口で30回。すぐ飲み込んでしまわずに、良く噛んで、食事を存分に味わいましょう。

【コツ7】血管のび〜るストレッチ!

硬くなった血管は、ストレッチによって柔らかさを取り戻すことが可能です。働きかける場所は「膜」と呼ばれる血管の壁を構成する場所。この場所に働きかけるのが、適度なストレッチと有酸素運動の組み合わせです。

血管のび〜るストレッチは、筋肉や体幹に働きかけるストレッチと違い、血管をのばすことを意識しています。ポーズを決めたら30秒間静止しましょう。ストレッチのポーズの後、リラックスした時に血流は増加します。それを繰り返すことで、血管をケアすることができるのです。

ただし、ポーズをストップしているときも、呼吸は必ず行いましょう。呼吸をすることで血管が活発になるからです。朝晩2回、毎日行うとだんだん体がほぐれていきます。血管の硬さを取り除こうとして、一生懸命に運動する必要はありません。ハードな運動は、逆効果であったり、長続きしないこともあります。生活に負担がかからないように、継続して行うようにしましょう。