えがおぶらり旅|千葉編

今月お届けするのは千葉県成田市のぶらり旅。成田市といえば、日本と世界をつなぐ玄関口である成田空港が真っ先に思い浮かびますよね。ですが1つ、成田市の旅で欠かせない大きな名所があります。それが『成田山新勝寺』です。

1000年以上の歴史を持ち、今では年間1000万人を超える参拝者が訪れるという『成田山新勝寺』。広大な境内には国指定重要文化財の「仁王門」や「光明堂」を含めた数多くの御堂があり、その御堂ごとに、開運厄除け、恋愛成就、商売繁盛など様々なご利益があるとされています。

ところで皆さんは、『成田山新勝寺』といえばどんなイメージをお持ちですか?初詣に行く人が多いらしいね、毎年節分に芸能人が豆まきをしている場所だよね。ここまでは知っていても、実際に訪れたことはない…

そんな方が多いのではないでしょうか。実は私もそのうちの1人。今回はそんな私が実際に行ってみて感じた、おすすめポイントをご紹介します。

池にある岩をよく見ると…

早速私たちも、まずは大本堂から…と正面の階段を登り始めたのですが、「仁王門」を潜ってすぐの所にあった池を何気なく見てびっくり。岩の上にも水の中にも亀がたくさん…!でもそれだけじゃありませんでした。亀が乗っている大きな岩、よく見ると亀のような形をしていたんです!どうしてこの形になったのか、理由はわかりませんでしたが、思わず写真をたくさん撮ってしまいました。

マイナスイオンたっぷりの…

恋愛成就のご利益があるとされる「光明堂」の近くを通りかかると、どこからか水の音が…。実は『成田山新勝寺』へ取材に行くと決まった時から密かに私が行きたいと思っていた場所。大きな道を外れて細い道を降りていくと、深い木立の中に見えたのが「雄飛の滝」です。こんな所に滝があるんだ!という驚きと、そのひんやりとした空気には、何か神秘的なものを感じさせられました。心を浄化し癒やしてくれるパワースポットとしても人気だそうなので、ぜひ滝つぼの近くまで行ってみてほしいと思います。

商売繁盛・出世のご利益を…

帰り際に、どうしてもここは参拝しておかないと!と寄ったのが「出世稲荷」。小高い丘にひっそりと佇んでいて、鮮やかな赤と白の旗や、ずらりと並んだお狐様の人形が、少し怖いような…。それでも、スラスラ読むのが難しい呪文のような御真言を唱えながら、しっかりとお願いをしてきました。「出世稲荷」は他の御堂とはまた違った雰囲気で、それだけですごくご利益がありそうな予感がします!

今人気の御朱印集めにも…

『成田山新勝寺』では、「大本堂」をはじめとした6つの各御堂を巡り、全部で6種類の御朱印を受け取ることができます。一度にたくさんの御朱印を集められるので、初心者の方にもおすすめなんだとか。境内には御朱印マップも用意されているので、それを見ながら歩いて巡るのも楽しそうですね。

『成田山新勝寺』には、ここでは紹介しきれないほど、もっと見どころがたくさんあります。また、御堂だけでなく公園や美術館もあるので、色々な楽しみ方ができるのも魅力のひとつ。まだ行ったことのない方はもちろん、何度か行ったことのある方も、ぜひまた訪れてみてはいかがでしょうか。