備えあれば憂いなし!地震から身を守るために

地震大国と言われる日本。全世界のマグニチュード6.0以上の地震のなんと20%が日本で起きています。この理由は、日本列島がプレートという大地の動く板の境目に位置しているから。そのため、いつ大きな地震が起きてもなんの不思議もない状態に常に晒されているということなのです。だからこそ、絶対に他人事にせず備えておく必要があるのです。

いつ起こるかわからないから必ず『その時』を迎える備えを

大陸は変化するものだということは皆さんご存知でしょう。地球が誕生してから46億年もの間、大地は動き続け、海や陸地、山を作り今の形になりました。それによって何度も何度も地震が起きています。もちろん、今もその活動が止まることはありません。

この地球の表面は、プレートという大地の板の変動によって変化します。日本は世界で珍しい4つのプレートがぶつかる場所に位置しています。列島自体はユーラシアプレートと北米プレートの上にあり、さらに太平洋プレートとフィリピンプレートの境目が非常に近いため、日本のいたるところで地震が起こってもおかしくはない状況なのです。しかも海に囲まれているため津波の被害も多く、ただ揺れに備えるだけでは足りないというのが現実です。

家具や家電などの転倒防止を怠ってはいけません

だからこそ、少しでも早く地震から身を守るための対策を立てねばなりません。20年以上前に起こった阪神・淡路大震災をはじめ新潟中越地震では、多くの人が倒れてきた家具の下敷きとなって亡くなったり、大怪我をしました。大地震が発生したら必ず家具は倒れます。
まず家具は壁に固定してください。L字金具で壁と連結させることが出来ればいいのですが、賃貸住宅にお住まいの方はそうもいかないことが多いでしょう。そんな時は、床側にストッパーを置き、天井はポール式器具で固定するようにしましょう。また扉のある食器棚や本棚にも留め金を付け、テレビはワイヤーなどでテレビ台に固定。さらに窓ガラスには飛散防止フィルムを貼るのが理想です。

家族や大切な人との連絡手段は決まっていますか?

大地震が起こると電気やガス、水道などのライフラインが止まってしまいます。そこで生き抜くための水や食料の確保は欠かせません。下を参考に、準備しておくようにしましょう。

非常持ち出しバックを準備しましょう

1人あたりの量の目安です。家族人数分用意しておきましょう。

  • 飲料水
    3日分(1人1日3リットルが目安)
  • 非常食
    ご飯(アルファ米など)、ビスケット、缶詰、カップ麺、板チョコ、乾パンなど
  • その他
    貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)、救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)、ヘルメット、防災ずきん、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、マッチ、ろうそく、カセットコンロ、マスク、軍手、懐中電灯、衣類、下着、毛布、タオル、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、洗面用具、携帯トイレ
    ※乳児のいるご家庭は、ミルク、紙おむつ、ほ乳びんなども用意しておきましょう。

また、家族や大切な人と別々の場所にいる時、大地震が発生したら…心配で夜も眠れない、今の状況を知らせたい。そんなときのために、お互いの安否を確認できるよう、日頃から連絡手段を話し合っておきましょう。災害時には携帯電話が繋がりにくくなるため、下のサービスを利用するのも一つの手段です。