年齢とともに増えるしびれの悩み
年齢を重ねるとともに手や足がジンジン・ビリビリ…しびれを感じるようになってきたという方はいらっしゃいませんか？
ちょっと動かしただけで電気が走ったようにしびれたり、継続的にジンジンして箸を持つのも一苦労だったり、進行すると日常生活を送ることさえ難しくなってしまいます。
実はこうしたしびれに悩む人は多く、厚生労働省の平成28年国民生活基礎調査によれば60代以降から急増傾向にあることがわかりました。また、特徴としては年代が上がるにつれて悩まされる傾向にあるため、今しびれを抱えている人はもしかすると年々ひどくなっていく可能性も否定できないのです。
冷えるとさらにジンジン・ビリビリ
寒い季節になると痛みが増す…というお声をよく聞きますが、しびれも同じです。しびれの原因の多くは末梢神経の不調や停滞。そのため、冷えて体が縮こまると、神経や血管もギューッと圧迫されやすくなってしまいます。つまり、正座をして足がしびれるなどの状態が日常的に起こりやすくなってしまうというわけです。
そんな時の解決策は、まずは体を温めて血流を促すこと。これからはさらに冷え込む日が増えますので、指先・足先をカイロで温めるなどを怠らないようにしましょう。
手軽にできるしびれケア
～ストレッチを続けて血流を促そう！！～
最近ではパソコンや携帯電話などの発達によって、指先を駆使する動作が増えてきました。そのため、常に負担がかかっている首や手首などにしびれを感じるというケースが多く見受けられます。
そんな時は、まずストレッチをしてみるのがオススメ。筋肉をほぐしていくことで血の巡りが良くなり、しびれが自然と気にならなくなる場合もあります。
首をぐるぐる回す以外にも、腕や背中、腰を伸ばすようにしましょう。ただし、急に激しい動きをするのは避けてください。逆に筋肉を傷つけてしまう場合があります。じっくりゆっくり時間をかけて体を柔らかくしていきましょう。
≪ワンポイント≫お風呂でしっかり体をほぐそう!!
しびれが気になったら、ストレッチと合わせてしっかり入浴することが大事。お湯につかると体温が上昇し、手足の毛細血管が広がっていきます。また、体に水圧がかかることで血管にとって程良いマッサージ作用となり、血行改善のための効果が期待できます。その上、体の緊張がとけ筋肉をリラックスさせることもできるため、しびれにくい体づくりに役立つのです。
