春の風物詩「土手焼き」

だいにち堂飯沼です!

「土手焼き」というと『牛スジ肉を味噌や出汁で煮込んだ料理』が一般的ですが、安曇野で「土手焼き」と言えば田畑の土手の枯れた草を焼く早春の風物詩です。「あぜ焼き」とも呼ばれます。

燃やす理由は、土手に存在する病原菌、土や草の中で越冬した害虫やその卵を焼き、野ネズミやモグラの巣穴の確認もするため。この巣穴を放置すると水漏れの原因になりかねませんので春の大切な作業です。

土手焼きは乾燥した状態でやりますので、燃え広がりが早いと火事の危険性があるため、出来るだけ無風の日を選んで行います。また隣の田畑への延焼の防ぐためにジョーロも欠かせません。この土手焼き、一人でやると汗だくですごく大変なんです。できれば複数で行いたい作業です。

例えが良くないのですが “大人の火遊び(違う意味もありますが…)” なんて言い方もされたりします。
でも住宅地と農地が隣接している安曇野ではご近所の非農家の方からのご理解があって土手焼きができていることを忘れてはいけません。

火の用心!