生活習慣病予防月間!自分の日常を見直そう!

ご自身の生活習慣に自信はありますか?

皆さま、規則正しい生活を送っていますか?バランスのとれた食生活、適度な運動、そして睡眠。「自信がある!」と言える人はなかなか少ないのではないでしょうか。また、タバコやお酒などを楽しむ方もいらっしゃいますよね。

しかし、不規則な生活習慣や、これらの嗜好品は健康に大きな被害をもたらす可能性があります。健康診断で様々な数値を指摘された経験をお持ちの人もいることでしょう。

「何十年もこんな生活をしてきたから今さら気を付けても…」なんて思わないでください。手遅れなんてことはありません。今からでも生活習慣の見直しを始めましょう。

2000年にWHO(世界保健機構)が提唱した健康寿命。ただ寿命を伸ばすだけではなく、いかに健康に生活できる期間を伸ばすかに関心が高まっています。医療が発展し、経済が豊かになり、確かに寿命は伸びました。しかし、健康寿命は男女ともに70代前半。つまり、約10年も「自立して生きていくことができない毎日が続く」ということなのです。自らの力だけで生きるために、生活習慣病の予防が大切です。

生活習慣病予防協会が提唱する予防月間です

生活習慣病予防協会によると、2月は生活習慣病予防月間とのこと。この協会は2000年に発足し、2012年には一般社団法人となりました。生活習慣病の怖さや規則正しい生活習慣を広く普及し、健康寿命を伸ばすための働きかけや啓蒙活動を行っているそうです。その合言葉となっているのが『一無(いちむ)』『二少(にしょう)』『三多(さんた)』。生活習慣病を避けるために欠かせない3つのポイントを、今回はご紹介します。

一無|タバコの三悪 禁煙がオススメ

一度始めるとなかなかやめられない喫煙。タバコには主に3つの有害物質が含まれています。

1つ目がニコチン。糖質や脂質の代謝異常を引き起こし、糖尿病や脂質異常症などのリスクを高めると考えられています。そして2つ目が一酸化炭素。ドロドロの血液の原因となります。最後に3つ目がタール。発がん性物質の代表です。これら三成分が「タバコの三悪」。生活習慣病予防は禁煙から始まるといっても過言ではありません。

また、2020年の4月には健康増進法が改正され、受動喫煙対策が義務化されました。完全分煙となる日本、これからの喫煙事情はさらに厳しいものとなるでしょう。

二少|腹八分目でお酒はほどほどに

昔から「腹八分目は医者いらず」と言われており、暴飲暴食を控えることは健康な身体機能を維持していく上で非常に重要です。また、偏食をせずよく噛んで、三食規則正しく食べましょう。

お酒が好きな人は「酒は百薬の長」なんて言いますが、飲みすぎは様々な疾病を引き起こします。1日のアルコール摂取量は約20㎎程度(ビールに換算すると500mL)にとどめておいた方が良いというデータもあるので、できるだけ控えるようにしてください。

三多|健康長寿の秘訣は動く・休む・接する

生活習慣病予防…「やめろ、へらせ」ばかりで窮屈な思いをしてしまうかもしれません。逆に、率先して取り入れるべきなのが3つの『多』。まず1日に20分程度の散歩を2回行い、軽い体操や筋肉トレーニングも欠かさずに。「2本の足は2人の医者」という言葉もあります。

そしてしっかり休むこと。毎日6~8時間の睡眠がオススメです。また、働いている方は月に6日は仕事をしない日を設けられると良いでしょう。

最後に、多くの人、物に接すること。創造的な毎日は若々しさを維持し、いつまでも豊かな人生を歩むために必要です。