野沢菜づくりを体験

野沢菜漬け歴約30年という白澤様を訪ね、野沢菜漬けの体験をさせていただきました。普段は醤油で漬けているとのことでしたが、今回は塩で漬ける方法を教えていただきました。

※この取材は2021年2月に行ったものです。

お菜洗い

まずは栽培した野沢菜を洗うところから始めます。二度洗いをして、根本についている泥などをしっかりと落とします。白澤様の家では、お菜洗いの際に井戸水を使っているそうです。季節も季節なので、とにかく手が冷たい!そしてだんだんと腰も痛く…。とても根気のいる作業です。

野沢菜発祥の地と言われている野沢温泉村などの一部では、なんと温泉を使って洗う風習があるそうです。水道水を使うよりも柔らかくなるのだとか。

漬ける

野沢菜を洗い終わったら、漬けていきます。まず、漬物用の桶に袋を敷き、底に酢を入れます。そして、野沢菜漬けの素と塩、ザラメを混ぜた調味塩をふりかけておきます。

下準備が出来たら、

  • 野沢菜を詰める
  • 調味塩をふりかける

この作業を繰り返していきます。

中腰でかがみながらの作業だったため、腰の痛さが限界を超えてしまいました。もちろん次の日は筋肉痛です。

白澤様の真似をして詰めているはずなのに、なぜか野沢菜がポキポキと折れてしまいました。
(四角い桶は折れないのでオススメですよ!)

野沢菜を詰め終わったら、中蓋と漬けた野沢菜の倍くらいの重さの漬物石を乗せ、冷暗所に置いておきます。約2~3日すると水が上がってくるので。漬物石の重さを半分に減らします。

あとは食べ頃になるのを待つだけです!浸かり具合にもよりますが、最短で10日位で食べられるようになります。

野沢菜漬けは癖もなくてとても食べやすい漬物ですが、自分たちで漬けた野沢菜漬けは、より一層美味しく感じました。

野沢菜漬けが健康の秘密

野沢菜には、腸に直接届く植物性乳酸菌がたっぷり含まれています。生きた乳酸菌が入った発酵食品である野沢菜漬けを習慣的に食べていること、これが長野県の長寿の秘訣なのかもしれませんね。

その証拠に、長年漬物を食べている白澤様は、今でもこれらの作業をほぼ一人で行っているのだとか…!
私達の何倍もお元気です。

白澤様のようにずっと元気で過ごしたい!ということで、毎日野沢菜漬けを食べることから始めようと思います!