食後ウォーキングがダイエットに効果大!!

痩せるために運動は欠かせない要素の1つです。しかし、運動でしっかり痩せようと思うと、それなりの量の運動が必要になります。ところが「汗をかきたくない…」「時間もない…」「ジムに通うのももったいない…」と思う方も多いのではないでしょうか。実は痩せるための運動で大切なことは、量や質とは違うポイントにありました。そこでこのページでは体の太る仕組みに着目した、お手軽な運動法をご紹介します。

太る原因は糖質にありました

最近、減量効果の高さからテレビや雑誌でよく見聞きする糖質オフ。糖質というとケーキやお菓子に多く含まれ、詳しい方はご飯やパン、麺類にも含まれていることをご存じかと思います。炭水化物は糖質と食物繊維からなり、そのほとんどが糖質です。でも、なぜ糖質を減らすとダイエットにつながるのでしょうか。

その答えを体の仕組みから理解していきましょう。そもそも糖質とは、人間が活動するためのエネルギーとなる三大栄養素の1つです。糖質は、摂取すると体内でブドウ糖に分解されます。この時、血糖値が上がります。すると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌され、血液中のブドウ糖を肝臓に移動させて血糖値を下げる働きをします。しかし、肝臓が持つブドウ糖の貯蔵量には限界があり、インスリンは余った糖質を中性脂肪に変えて体内に蓄えてしまうのです。

インスリンは体に良かれと考えて脂肪を溜め込むのですが、このことから別名「肥満ホルモン」とも呼ばれています。日本人は三大栄養素の中でも糖質からのエネルギー摂取が約60%と最も多いため、糖質を見直すのがダイエットの近道と言えるでしょう。

運動のポイントは量よりタイミングだった!?

糖質オフダイエットはなにも食事のことだけではありません。運動とも相性が良いことがわかっています。そのカギは運動量ではなく、運動するタイミング。なんと「食べてすぐ」の運動が効果的なのです。

先程もお伝えしたように、食事を摂ると血糖値がぐんぐん上昇し、通常は食事をした60分後に上昇のピークを迎えたあと、余った糖質はインスリンによって中性脂肪に変えられ、体内に貯め込まれてしまいます。

ところが「食べてすぐ」に運動をすると、摂った糖質がすぐにエネルギー源として使われるため、中性脂肪として蓄えられてしまうのを防ぐことができるのです。また、適度な運動は筋肉がついて痩せやすくなるほか、健康にも効果があります。ぜひ、積極的に動いて体を整えていきましょう。

食後ウォーキングは高血糖の方にも効果的!

「食後すぐ」の運動はたしかにオススメですが、激しい運動は体への負担もありそうです。そこでオススメは食後ウォーキングです。ある研究では、ウォーキングを無理なく続けることがジョギングなどの激しい運動をするよりも、血糖値の上昇を抑えるのに効果的ということが明らかになっています。

血糖値の降下を目指すなら20〜30分のウォーキングが効果的です。食後10分でも十分効果があるとされています。できれば1日1〜2回、週2〜3回の食後ウォーキングが良いとされていますが、体の調子に合わせて無理はしないことがポイントです。この食後ウォーキングは健康診断などで高血糖だと注意された方にも効果的なのでぜひお試しください。

また、どうしても我慢できずに糖質を食べた時のリセット法でもありますので、夜にラーメンを食べてしまった時にもオススメです。