高級フルーツ「シャインマスカット」ですが…

だいにち堂、飯沼です。

秋の味覚として近年脚光を浴びていますシャインマスカットですが、近ごろ報道で値崩れの話が飛び交っておりました。理由として人気ゆえにシャインマスカットへの栽培品種の変更が進み、国内の作付面積が2011年以降7倍以上になったこと、また今年の夏の猛暑により産地間での出荷時期が重なってしまったこと、市場に出せない大量の規格外品の特売が価格の下落の要因のようです。

ニュース等でスーパーや量販店でも昨年よりお手頃価格で店頭に並んでいる場面が放送されています。葡萄の産地でもある長野県の店舗でさえ県外産のシャインマスカットをはじめとする生食用葡萄が並んでいます。しかも低価格で。ただ安いものはそれなりの品質のように感じます(個人的な意見ですが)。

数年前はなかなか口にすることが出来ないような高価なものだったのに、世の中に溢れるようになると希少価値が下がってしまいますね。生産者の皆さんはこんな状況を想像して品種変更をしたのでしょうか。長野県では生食用葡萄とは別に醸造用葡萄、いわゆるワイン用葡萄の栽培も盛んです。

醸造用葡萄のみを栽培している地域もあります。自治体もバックアップしてブランド化している産地もありますが、何にしても葡萄は費用や手間がかかる作物です。これからも頑張っていただきたいものです。