秋は過ごしやすい気候のため、伸び伸びと運動を楽しめる季節。そこで、何か運動を始めませんか?だいにち堂のオススメはマレットゴルフです。聞いたことがあるでしょうか?今、高齢者層の中で大人気のスポーツです。
日本発!の手軽なゴルフとは?

マレットゴルフはその名の通りゴルフのような競技。簡単に言ってしまえば、ボールをコースによって決められた打数でカップに入れるだけ。
ただ、ゴルフとの大きな違いは、広大な土地でプレーするわけではなく、公園や河川敷くらいの広さがあれば十分だという点。そのため、各自治体がコースを設置しているところもあります。
また、ゴルフクラブのように何本も持ち歩く必要はなく、スティック1本とボールさえあればいいので、とても手軽にプレーできるのも利点。ちなみに、プレー料金も百円程度である事が多く、とてもリーズナブル。やはりお財布に優しいのは嬉しいですね。
実はこのマレットゴルフは日本が発祥で、昭和52年に福井県で考案されました。そして昭和56年以降は、長野県の体育センターによって講習会が積極的に開かれ、全国に普及していったのです。
マレットゴルフの基本的なルール

- 通常は4人1組になってコースを回る
一般的には4人で1組を作りプレーしますが、1人で練習のためにコースに出ることもできます。 - ホール毎に目指す打数が決められている
コースによって「4打」「5打」でカップインを目指すという打数の目安が決められていますが、できるだけ少ない打数でクリアできるよう挑戦しましょう!! - コースアウトしたら打ち直し
コースに打ってある白い杭から外にでたら再度打ち直し。ペナルティに+1がついてしまいます。 - 仕掛けがあるホールもあるので要注意
ゲートという「ボールを通過させなければならない場所」が決められているコースもあります。どうやってボールを運ぶか頭脳戦。 - 打つ人の前には出ないように気を付けて
メンバー全員が打ち終わるまで前に出ないようにしましょう。ケガの恐れもあります。 - ボールは予備を合わせて最低2個は用意
コースアウトした場合、ボールは取りに行かず予備をそのまま使うことになります。
カップインまでの打数の呼び方
よく「パー」や「バーディー」という言葉を聞いたことがありませんか?ゴルフ未経験者は意味がわからないかもしれないので下記を参考に。
「パー」がコースで決められている打数で、一般的にはその倍までしか打ってはいけません。つまり「パー4」のコースであれば、8回打ってもカップに入らなかった場合は終了ということです。

揃えておきたい道具
マレットゴルフが考案された当時はゲートボールのスティックが用いられていましたが、普及とともに専用の物が求められるようになりました。最初に開発をしたのは長野県松本市にあるスポーツ用具メーカーです。
- ボール
直径7.5cmのボール。様々な色が市販されています。プレー中は予備のボールを合わせて最低2個は必要になり、また紛失や他の人と色被りの可能性もあるため、何種類か用意しておくのがよいかもしれません。日本マレットゴルフ協会公認のボールを選ぶようにしましょう。

- スティック
マレットゴルフのクラブはスティック、もしくはマリットと呼ばれています。アルミ合金やチタン、カーボンなどが用いられており、T字型をしているのが特徴。長さは主に70cm〜80cmのものが市販されているので、自身の身長にあったものを実際に握ってみてから購入するのがオススメです。

まずは始めてみよう!マレットゴルフ
スティックとボールの他にあった方が便利なものがボールポーチやマーカー。予備のボールを収納したり、ボールをどかす時に目印として役立ちます。
道具を揃えたら、実際にコースに出ましょう。近所にマレットゴルフ場がないか、知人や自治体に聞いてみてください。最初は細かいルールやマナーがわからないので、できれば経験者と行くのが良いかもしれません。
初心者の頃は、ボールがあっちに言ったりこっちに行ったり…でコースの中をバタバタ…かもしれません。しかし、スティックの中心でボールの芯を捉えられた時は快感のひとこと。ぜひ挑戦してみてください。
マレットゴルフの消費カロリーは?歩き続けるから健康への期待大!!
マレットゴルフは歩きっぱなしのスポーツ。初心者の人だとフルラウンド(36コース)回ると6,000歩を越えることも。この場合の消費カロリーは、体重が60kgの人で200kcalほどになります。また距離にして約4km。かなりの運動量だということがわかります。