冬が近づいてきて、肌寒くなる季節になりました。今回は、そんな寒い時期にピッタリの体を温めてくれる働きがある野菜『かぶ』を使った料理をご紹介いたします!
「かぶ」は冬にピッタリの野菜

かぶは、昔から日本に馴染みのある野菜です。淡白で優しい味わいで、七草粥の「すずな」としてもおなじみです。
旬は、春と秋冬の2回あります。「春もの」と呼ばれる3~5月頃が旬のものは、肉質がみずみずしく柔らかいです。反対に「秋もの」と呼ばれる10月~12月頃が旬のかぶは、甘みが強く、肉質がぎゅっとしまっているのが特徴です。
一般的に食べられる丸い根の部分だけではなく、葉の部分にも栄養がたっぷりなので、捨てずに丸ごと食べるのがおすすめです。何かと冷えるこの時期には、体を温めてくれる働きのあるかぶを使った料理をぜひ作って食べてみてください。
「根」に含まれる栄養素
- アミラーゼ
かぶの根に多く含まれる酵素の一種で、大根などにも含まれています。デンプンやグリコーゲンを分解する消化酵素で、胃もたれ、胸やけの改善が期待できます。体内で唾液や膵臓から分泌されます。
「葉」に含まれる栄養素
- βカロテン
βカロテンは油に溶ける性質があるため、油を使った料理や肉類と組み合わせて食べるのも良いでしょう。 - ビタミンC
かぶの根と葉の両方に含まれていますが、葉に含まれるビタミンCは根の約4倍とも言われています。
かぶのひき肉詰め煮

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作り方
- かぶは皮をむいて中をくりぬいておく。
(くりぬいたものはスープ等に利用してください) - しいたけ・人参・長ねぎはみじん切りにしておく。
- ボールに鶏ひき肉と②と☆を入れて混ぜる。
- ①に③を詰める。
- 鍋に●と④を入れて落し蓋をし、弱火でコトコト煮込む。(約15分)
- かぶに火が通ったら皿に盛り、残りの煮汁に水溶き片栗粉を回し入れてあんを作る。
- かぶにあんをかけて仕上げにゆずを添えて出来上がり。
かぶのポタージュ

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作り方
- かぶは皮を剥き、スライスする。
- 玉ねぎも薄くスライスする。
- 鍋にバターを入れて温め、②を入れて炒める。透き通ってきたら①を加えて全体が混ざるように炒める。
- ③の鍋に水200㏄と鶏ガラスープの素を入れてかぶが柔らかくなるまで中火で煮る。
- ④を火からおろし、ミキサーに入れて攪拌する。
鍋に戻して牛乳を入れて弱火で温める。 - ⑤が温まってきたら味噌を入れて味を整える。
- 器に盛って小ねぎをちらして出来上がり。