アスタキサンチンってどんなもの?

近年注目されている成分アスタキサンチン。「よく耳にするけど、いったい何なの?」という方も多いかもしれません。そこで今回は、実は日本食とも縁が強いパワフル成分「アスタキサンチン」について見ていきましょう。

激流を遡る鮭のパワーの源

アスタキサンチンとは自然界に存在する赤い色素で、カロテノイドの一種。鮭の身やエビ・カニなどの赤い色は、このアスタキサンチンによるもの。鮭が海から川へ戻り、激流を遡ることができるパワーの源で、アスタキサンチンに体内から守られているからこそ、この数千Kmにも及ぶ距離を泳ぎきることが可能だとされています。

アスタキサンチンはヘマトコッカスなどの藻類から生成されます。ヘマトコッカス藻を真っ赤に染めるアスタキサンの色は、食物連鎖によって鮭やカニなどに蓄積されていきます。

だいにち堂が15年以上も前から注目

実は、だいにち堂は今から15年以上も前にアスタキサンチンの力に着目していました。その頃は、まだ一般的にアスタキサンチンという名前すら浸透していない時。海のものとも山のものともわからない成分だと思われていたため、広く知ってもらうのは困難でした。しかし、様々な試験・実験を重ねるうちに、アスタキサンチンの優位性が実証されたのです。

やはりアスタキサンチンの特筆すべき点は、フィトケミカルとしてのパワーです。これは植物や海藻が身を守るために作り出す色素や香り、辛味などの成分のこと。例えば南国の植物を思い浮かべてください。色鮮やかに咲き誇る花。この濃い色こそフィトケミカルなのです。アスタキサンチンはヘマトコッカスなどの藻が作り出す自然界でも強い力を持つ成分。ビタミンEを超えるという報告もあります。