なぜ「ただの布」を首に巻くのか…疑問に感じたことはありませんか?
2005年、環境省の呼びかけによって始まったクールビズ。もはや夏にネクタイをしている人を見かけることが少なくなりました。だいにち堂の男性スタッフもノーネクタイで勤務しています。そんな「暑苦しい」と思われがちなネクタイ。実は記念日が存在します。それが今月の1日。日本で初めてネクタイの製造が始まった日を記念して制定されました。そんなネクタイの起源は17世紀までさかのぼります。当時、フランス戦争中のフランスに援軍に来ていたクロアチア兵が首元にスカーフを巻いていたそう。これが次第にフランス王宮の貴族たちの中で大流行します。ネクタイとはネック(首)とタイ(結ぶ)を組み合わせた言葉ですが、もともとはクロアチア人を意味するクロアット(Croate)が訛ってクラバット(Cravate)と呼ばれていました。この文化はイギリスへと渡り、様々な形状や結び方が登場します。19世紀に入り産業革命が起こると、ビジネスマンたちは貴族の風習を模倣し、スーツとネクタイというドレスコードを確立。近代化の象徴として浸透していきました。スーツが高価であった時代でもネクタイは手頃な価格ということもあり、自身の格を演出するためのアイテムと手軽に入手できたことも広く普及した理由だと考えられています。

クロアチア兵は戦場に出る前、防寒・防塵・応急処置のために用いるスカーフを妻や恋人に巻いてもらっていたのだそう。これがネクタイの起源。つまりネクタイには「愛の印」という意味も込められているのです。
日本にネクタイ文化を持ち込んだ人物

日本に初めてネクタイが持ち込まれたのは1851年にジョン万次郎がアメリカから帰国した時。また日本製として初のネクタイは蝶ネクタイです。明治20年以降、全国へ普及しました。
2月14日もネクタイの日
バレンタインデーでもある2月14日もネクタイの日とされています。これは、男性にチョコレートだけでなくネクタイもプレゼントしてもらおうとネクタイメーカーが考えた記念日。ネクタイの起源が「愛する人の無事を祈る」という意味であることからも合っていますね。
多種多様なネクタイを使いこなそう ~代表的なネクタイの種類~
ダービータイ

一般的な先が尖っているネクタイ。表の太い方を大剣、裏の細い方を小剣と呼びます。ダービータイの中でも全体的に細いものはナロータイと呼ばれています。
蝶ネクタイ

蝶結びをするタイ。少しコミカルな印象を受けますが、フォーマルシーンやパーティーなどで着用される意外とカッチリしたネクタイの種類です。
アスコットタイ

フワッとしたスカーフのようなネクタイ。イギリスのアスコット競馬場に集まる紳士たちが好んで着用していました。華やかに見えることが最大の特徴。
ループタイ

布ではなく紐でできているタイ。装飾が施された留め具で固定するネックレスのような形状です。留め具のデザインで印象がガラッと変わりますね。






